SEO効果が期待されるタイトル(タグ)の文字数とは?【2021年】
ホームページ(Webサイト)のSEO対策を行うときに真っ先に意識するべきなのが「タイトル」です。
検索結果の上位に表示させたい場合は、適切なタイトルを付ける必要があります。
とはいえ、
『タイトルって何文字が最適なの?』
『文字数が多すぎるとGoogleからの評価が下がる?』
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
今回のコラム記事では、SEO対策に最適なタイトルの文字数について解説します。
併せて、タイトルを付けるときに押さえておくべき注意点もまとめているのでチェックしましょう。
本コラム記事を読み終わる頃には、2021年に通用するタイトルの付け方をマスターできるはずです。
タイトルタグとは?
タイトルタグとは、ホームページや各ページごとのタイトルを記述するHTMLタグの一つです。
タイトルタグは、検索結果に表示されるのでSEO対策において最も重要な要素といっても過言ではありません。
下記のように検索結果に表示されるので、読者(検索ユーザー)が一番目につくはずです。
その他にも複数のページを開いている場合は、下記のようにブラウザのタブに表示されます。
パソコンの場合
スマートフォンの場合
TwitterやFacebookなどのSNSでもタイトルが表示されます。
このようにタイトルは、ユーザーとホームページをつなぐ重要な要素ですので、SEO対策にとって一番に力を入れるべきです。
SEOに効果的なタイトルの文字数
Googleが具体的な文字数を公言していないので「○○文字」と断言することはできません。
ですが、SEO対策に効果的なタイトルの文字数は、30~35字という説が有力です。
なぜかというと、検索結果に表示される文字数が30字前後だからです。
36字以降の文字は下記のように「…」と省略されてしまうので、検索ユーザーの目に入らなくなります。
PCとスマホによって若干、最適な文字数が異なるので、それぞれ解説していきます。
PCで検索した場合
PCで検索した場合は、30~35字前後が検索結果の画面に表示されることがほとんどです。
36字以降は「…」と省略されることが多いので、読者(検索ユーザー)には検索結果の表示画面で目につくことはないでしょう。
また、タイトルに英単語が含まれているときには、36字を超えても「…」と省略化されない場合があります。
スマホで検索した場合
スマホの場合は、PCよりも10字ほど多く表示されることが多いです。
具体的には、36~41字前後に設定するといいでしょう。
スマホはPCと同様、41字以降は「…」と省略されることが多いので、読者にはタイトルが途中で途切れて表示されてしまいます。
PCとスマホどちらに合わせるべきか判断できない方は、前半の30字に重要なキーワードを含めるようにするといいでしょう。
30字以内であれば、ユーザーがどのデバイスを利用していてもしっかりと表示されます。
SEO対策向けのタイトルの書き方
ここまでは、SEO対策に最適な文字数について解説しました。
ここからは、具体的な書き方についてまとめていきます。
- 対策キーワードをタイトルの先頭に入れる
- 適度にキーワードを入れる
対策キーワードをタイトルの先頭に入れる
対策キーワードは、タイトルの先頭に入れた方が検索ユーザーの目に留まりやすくなります。
タイトルの後半に対策キーワードを含めた場合、万が一、タイトルが途切れてしまうと読者の目に届かなくなるでしょう。
現時点で、検索結果に表示される文字数は30字前後ですが、今後大きく変動する可能性もあります。
その際にも、先頭部分に重要なキーワードを入れておくと表示される文字数が短くなっても大幅な変更をする必要がありません。
対策キーワードが「ナイトブラ おすすめ」の場合の具体例を見ていきましょう。
▼スマホの場合は横にスクロールしてご覧ください
良い例 | おすすめのナイトブラTOP10!自分にピッタリ合う選び方も解説 |
---|---|
悪い例 | 胸が小さいのがコンプレックスの人必読!おすすめのナイトブラ10選 |
どちらも30字前後ですので、現時点での検索結果にはすべて表示されます。
しかし、今後大きなアップデートがあった場合「おすすめのナイトブラ」が途切れてしまう可能性があるので、良い例のように先頭部分に置いた方が安心です。
適度にキーワードを入れる
タイトルには必ず狙ったキーワードを入れた方がSEO的に有利です。
しかし過去に、その裏をかいてキーワードをタイトルに複数盛り込むホームページ運営者が続出しました。
キーワードの盛り込みは、Googleがスパム行為と判断する可能性があるので、控えた方がいいでしょう。
キーワードを詰め込んだようなタイトルは避ける。タイトルに具体的なキーワードをいくつか含めると効果的な場合もありますが、同じ語句を何度も繰り返しても無意味なだけです。「Foobar, foo bar, foobars, foo bars」のようなタイトルはユーザーの利便性を下げるものであり、このようなキーワードの乱用は Google やユーザーから不正行為と見なされる可能性があります。
たとえば、キーワードが「お腹 痩せ」だとして下記のようなタイトルを付けるとします。
- 【悪い例:キーワードの重複】
-
お腹痩せダイエットの方法3選!楽にお腹が痩せる秘訣を徹底解説
「お腹痩せ」というキーワードが2つ入っているので、別の言い回しにするなどといった工夫が必要です。
- 【良い例:キーワードの重複なし】
-
お腹痩せダイエットの方法3選!魅力的なくびれを手に入れるテクニックを公開
お腹痩せしたい読者ニーズの性別や具体的にどの部分のお腹を引き締めたいのかが分かればもっとタイトルに説得力がでてきます。
どのような方がこのキーワードを検索しているのかを探るために、上位に表示しているホームページを参考にしましょう。
タイトル最適化の注意点
ここまでは、SEO対策向けのタイトルの付け方や適切な文字数をお伝えしました。
ここからは『すでに投稿済みのページタイトルを最適化するコツを知りたい』という方に向けて、気を付けるべきポイントをまとめていきます。
- 検索上位サイトのタイトルを把握する
- クリック数とクリック率を確認する
- 検索ニーズにあうワードを使う
タイトルは一度付けたら終わりではなく、何度か修正することで検索順位が上がる可能性があります。
上記のポイントを押さえて、タイトルの最適化をしましょう。
検索上位サイトのタイトルを把握する
検索結果の上位にランクインしているホームページは、Googleから高い評価を得ています。
ですので、検索上位に表示されているタイトルを参考にしてタイトルを見直しましょう。
たとえば「SEO タイトル 文字数」のキーワードで検索上位を狙っている場合、Googleで検索をして検索結果に表示される上位10サイトまでを確認します。
検索上位サイトの多くがタイトルに「2021年」「最新版」というキーワードが含まれているのであれば、検索ユーザーは、現在の情報を求めていることが予測できます。
そのため、タイトルに「2021年」「最新版」といったキーワードを含めるといいでしょう。
ただし、検索上位サイトのタイトルを似せて作ると、検索エンジンからペナルティを受けてしまう可能性があるので注意が必要です。
検索上位サイトのタイトルを似せるのは、検索エンジンのみならずユーザーにとっても他のホームページとの区別がつかないため、検索上位サイトよりも惹きつけるタイトルを付けることが大切です。
クリック数とクリック率を確認する
タイトルを変更するときには、クリック数とクリック率がどのように変動するかを確認しましょう。
SEO対策は、変更に対してどのような効果をもたらすのかを一つずつ検証しながら進める必要があります。
ですので、変更前後の「クリック数」と「クリック率」のデータを残して検証しましょう。
検証をする方法は、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツール「Googleサーチコンソール」を使用します。
タイトルを変更したページのクリック数とクリック率を調べる手順をご紹介します。
- Googleサーチコンソールにアクセスします
- 「検索パフォーマンス」を選択します
- 次に「平均CTR」を選択します
- 「ページ」を選択すると、クリック数とクリック率の確認ができます
タイトルを変更したことで、クリック率が上がっていれば最適化が成功といえるでしょう。
検索ニーズにあうワードを使う
タイトルを最適化する際には、検索ニーズにあうワードを使っているかを確かめましょう。
たとえば、求人を募集しているホームページ運営者様がいくつかページを作るとします。
その際に「大学生 パート」というワードでタイトルを作ってしまうと、需要が少ないうえに、クリック率も低くなるはずです。
なぜかというと、大学生は「パート」というワードではなく「アルバイト」の方が馴染みがあるからです。
仮に主婦層の応募者を増やしたいのであれば「主婦+パート」といったキーワードで検索上位を目指すといいでしょう。
検索ニーズにあうキーワードを使用できているのか確認する方法は、Googleが無料で提供するGoogleキーワードプランナーやGoogleトレンドといったツールの利用をおすすめします。
タイトルの文字数に関するQ&A
ここからは、タイトルの文字数に関するよくある疑問点をQ&A形式でご紹介します。
- 30字をオーバーするとSEO効果が薄れるの?
- 文字数はどのようにして調べるの?ツールはあるの?
気になる項目からチェックしましょう。
36字をオーバーするとSEO効果が薄れるの?
SEO対策におけるタイトルの文字数は30~35文字が最適だと述べましたが、36字以降の文字は検索エンジンにとって認識されなくなるのでしょうか?
結論は、36字をオーバーしてもSEO効果が薄れることはありません。
文字数が多ければタイトルが途中で途切れてしまうだけでGoogleからの評価が下がることはないでしょう。
ただし、Googleは「ページ内容を簡潔にまとめた概要がタイトル」だと述べているので、長すぎるタイトルは避けた方がいいのかもしれません。
実際に、長すぎるタイトルはGoogleが変更して検索結果に表示するケースもあるようです。
検索結果のタイトルがページの<title>タグと異なることがある理由
ある検索結果でタイトルに関する問題のいずれかが検出された場合は、アンカー、ページ上のテキストなどを基に、Google がより良いと考えられるタイトルを自動的に生成することがあります。
文字数はどのようにして調べるの?ツールはあるの?
ページごとに文字数をカウントするのは、時間と労力がかかります。
そのうえ、タイトルを作成するときには、渾身の一文を考えなければならないので何度も手直しをする方も多いでしょう。
そのようなときに使える便利なツールをご紹介します。
文字数カウント-ODN
文字カウント-ODNは、Googleの検索窓に「文字カウント」と入力をすれば、最上位に表示されます。
出典:【文字数カウント】
空欄に文字を貼り付けて「字数を数える」をクリックすれば、簡単に文字数を知ることができます。
Googleドキュメント
Googleの無料ツールである「Googleドキュメント」では、下記の3つの手順で文字数をカウントできます。
- 画面上部にある「ツール」を選択します
- その後「文字カウント」を選択します
- 「文字数」の項目にて現時点の文字数を確認することができます。
Microsoft Word
Microsoftのツール「Word」も文字数カウント機能が搭載されています。
ドラッグした部分だけの文字カウントをしてくれるので、タイトルの文字数だけ知りたい特に便利です。
Wordは左下部分に表示されるので、ひと目で文字数を確認しながらタイトルを作成できます。
また、Word内の文字数を正確にカウントしたい場合には、画面上部にある「校閲」から「文字カウント」を選択すると、単語数や文字数(スペースを含める・含めない)などを正確にカウントしてくれます。
まとめ
今回のコラム記事では、SEO効果が期待されるタイトルの文字数について解説しました。
最後におさらいをしましょう。
- タイトルの最適な文字数は30~35字
- タイトルの文字数が長すぎるとGoogleが独自に変更する可能性がある
- タイトルはページ内容を簡潔にまとめる
- 上位サイトのタイトルを参考にする
- クリック数とクリック率を確認しながら最適化をする
- 検索ニーズにあうキーワードを使う
タイトルは、検索ユーザーとホームページを一番はじめに繋ぐ重要な要素です。
惹きつけるタイトルを付けなければ、検索ユーザーの目に留まりません。
『このページを読みたい!』と前向きに感じてもらえるように一工夫をして、渾身の一文を30~35字程度で作りましょう。
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