ホームページのロゴ作成完全ガイド【作成ツールや制作サービスも紹介】
企業がこれからホームページを開設する場合、ロゴは必須です。
ロゴは「企業」「商品」「サービス」などの認知度を高める役割があるため、企業のブランディングにおいても欠かせません。
そんなロゴを作成するうえで、
『ロゴの種類が知りたい』
『ロゴの作成方法がわからない』
『便利なツールがあれば知りたい』
上記のような課題が生じるかと思います。
今回のコラム記事では、ホームページの担当者様へ向けて「ホームページのロゴを作成する方法」「作成ツール」「制作サービス」などを紹介しています。
※今回のコラム記事で掲載している情報は、記事公開日(2023年1月6日)時点になります
ホームページにロゴを設置すべき3つの理由
ホームページにロゴを設置すべき3つの理由を紹介します。
下記理由を理解したうえで、ロゴの設置を検討しましょう。
- 自社のブランドイメージを浸透させることができる
- 競合他社との差別化になる
- ユーザーとのつながりを促進する効果がある
自社のブランドイメージを浸透させることができる
ホームページのロゴを設置すべき理由の1つ目は、自社のブランドイメージを浸透させられる点です。
ユーザーは、企業が発信する情報をそこまで記憶していません。
しかし、ホームページのロゴのような視覚的要素は記憶に残りやすい特徴があります。
たとえば、Nikeやマクドナルドなどの企業について考えるとき、最初に思い浮かぶのは特徴的なロゴになるでしょう。
このように自社のイメージを認知してもらうためにも、ホームページのロゴは必須といえます。
競合他社との差別化になる
ホームページのロゴを設置すべき理由の2つ目は、競合他社との差別化になる点です。
基本的にホームページのロゴは、企業の存在意義を可視化して作成します。
そのため、他社とは被らない唯一無二のデザインになることが多いです。
ユニークなロゴが作成できれば、競合他社との差別化ができるでしょう。
ユーザーとのつながりを促進する効果がある
ホームページのロゴを設置すべき理由の3つ目は、ユーザーとのつながりを促進する効果がある点です。
ユーザーはホームページのロゴを記憶したあと、商品やサービスも認識していき、徐々にファンになっていきます。
ホームページのロゴは、ユーザーとつながるためのきっかけになるため、企業にとっては欠かせない要素といえます。
ロゴの種類
ロゴの種類は大きく分けると3つあります。
下記内容から、自社に合ったロゴを見つけましょう。
- ロゴタイプ
- シンボルマーク
- ロゴマーク
ロゴタイプ
ロゴタイプは、テキストのみで構成されたロゴのことです。
コカ・コーラやGoogleなどの企業ロゴが挙げられます。
企業名がそのままロゴになっているため、ビジネスを立ち上げてまだ間もない企業などにおすすめです。
メリット | 企業名を覚えてもらいやすい |
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デメリット | 何をしている企業なのか伝わりにくい |
シンボルマーク
シンボルマークは、テキストを含まない抽象的なロゴのことです。
スターバックスやAppleなどの企業ロゴが挙げられます。
ユーザーによって受け取る印象が異なるため、ある程度の認知度が高い企業におすすめのロゴです。
メリット | 表現の幅が広がりやすい |
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デメリット | 意図が伝わらない可能性がある |
ロゴマーク
ロゴマークは、ロゴタイプとシンボルマークの両方で構成したロゴのことです。
企業のシンボルと企業名の両方をアピールできるので、ホームページのロゴとして最適といえます。
メリット | 情報量が多いので企業名と企業理念が伝わりやすい |
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デメリット | レイアウトパターンが少ない |
ロゴを作る前の準備
ロゴを作る前に準備しておくべきことがあります。 下記3つの内容を確認しておきましょう。
- マインドアイデンティティを定義する
- カラー選定
- フォントの選定
マインドアイデンティティを定義する
ロゴを作る前には、マインドアイデンティティを定義しておく必要があります。
マインドアイデンティティとは、企業理念やビジョンをわかりやすく言語化したものです。
ロゴは、言語化したものを可視化してデザインしていく必要があります。
たとえば、オートバイメーカーのハーレーダビッドソンは「頑丈かつアウトドアで力強い外観を伝えたい」というビジョンがあるため、ロゴには盾を採用しており、力強さが伝わるオレンジを使用しています。
以上のように、マインドアイデンティティを提示しておくと、ロゴ作成のイメージが湧きやすくなると覚えておきましょう。
カラー選定
ロゴのカラーは、事前に決めておく必要があります。
カラーチャートを用意して、マインドアイデンティティの印象にあったカラーを3〜5色ほど選定しておくと、ロゴの作成がスムーズに進みます。
フォントの選定
フォントの選定も、ロゴを作る前に必要な作業です。
フォントによって、ユーザーが受け取るイメージは大きく変わるのです。
たとえば、和文フォントの明朝体は飾りがついているため、上質で落ち着いた印象を与えます。
一方、和文フォントのゴシック体は太さが一定なので、誠実な印象を与えるといった違いがあります。
上記のように、自社が伝えたいイメージからフォントを選定しておくとよいでしょう。
ロゴ作成方法は3つ
ロゴの作成には、大きく分けて3つの方法があります。
- ツールを活用して自分で作成
- 個人に依頼
- 制作サービスを利用する
各作成方法のメリットとデメリットをみていきましょう。
【方法①】ツールを活用して自分で作成
1つ目は、ツールを活用して自分でロゴを作成する方法です。
用意されたパーツからロゴを作成するツールや、業種を選択するだけでロゴのデザインを提案してくれるツールなどもあります。
ツールは、デザインのスキルがなくても簡単にホームページのロゴを作成することが可能です。
自分で作成するメリット
自分でロゴを作成する最大のメリットは、費用がほとんどかからない点です。
無料で利用できるツールも多くあるため、費用を抑えたい方におすすめします。
自分で作成するデメリット
自分でロゴを作成するデメリットとして挙げられるのが、自社の企業理念やビジョンなどをロゴに反映させるのが難しい点です。
特にシンボルやフォントの雛形などを組み合わせるだけのツールの場合、自社の強みが伝わりにくいロゴになってしまう可能性もあるでしょう。
【方法②】個人に依頼
2つ目は、個人(フリーランサー・個人事業主・副業)にロゴの作成を依頼する方法です。
主にクラウドソーシングサービスを利用して、ロゴの作成を依頼します。
知り合い、Webサイト、SNSなどからでも依頼をする場合もあります。
個人に依頼するメリット
個人にロゴの作成を依頼する場合、後述するロゴの制作サービスを利用するよりも費用を抑えることができます。
また、個人との契約になるので、スピーディーな対応もメリットといえるでしょう。
個人に依頼するデメリット
依頼する方によって、クオリティにばらつきがあるのがデメリットです。
個人は制作サービスと違い、クオリティが保証されているわけではありません。
事前にポートフォリオを閲覧して、スキルを確認しておく必要があるでしょう。
【方法③】制作サービスを利用する
3つ目は、制作サービスを利用してロゴを作成する方法です。
制作サービスとは、主に制作会社が提供しているロゴデザインのサービスを指します。
ロゴ作成のサービスに特化しているので、3つの方法の中でも安心して依頼できる方法といえるでしょう。
制作サービスを利用するメリット
高いクオリティのロゴを作れるのが制作サービスのメリットです。
自社の企業理念やビジョンなどをヒアリングしたうえで、ロゴを制作してくれます。
そのため、企業ブランディングとしても効果が期待できます。
制作サービスを利用するデメリット
費用が高額になる点が制作サービスのデメリットです。
高いクオリティのロゴを求める場合、費用が高くなる傾向にあります。
費用や時間をかけてもよいので、満足のいくロゴを作成したいという方には、おすすめできる方法です。
ロゴを簡単に作成するツール10選
ロゴを簡単に作成できるツール10選を紹介します。
自分でホームページのロゴを作成したい方は、下記ツールを活用しましょう。
LOGASTER
出典:LOGASTER
LOGASTER(ロガスター)は、数回のクリックで簡単にロゴが作成できるツールです。
自社の業種を選択するだけで、ツールがロゴの案を提示してくれるので、デザインスキルは必要ありません。
また、提示されたロゴのカラーとフォントなどの編集も可能です。
LOGASTERで作成したロゴは商用利用ができますが、無料ではロゴデータのサイズが小さいです。
サイズの大きいロゴを使いたい場合は、有料プランを利用する必要があります。
ロゴ加工ドットコム
出典:ロゴ加工ドットコム
ロゴ加工ドットコムは、商用利用可かつ完全無料でロゴが作成できるツールです。
テキストを元にして、ロゴを作成できます。
また、ランダムでロゴを作成することも可能なので、デザインのアイデアが欲しいときにも有効なツールです。
LOGO MAKER
出典:LOGO MAKER
LOGO MAKER(ロゴメーカー)は、ネットショップサービスを展開するSTORES(ストアーズ)が提供するロゴの作成ツールです。
会員登録は不要で、簡単にロゴが作成できます。
テキストとアイコンを選択するだけでロゴができるので、シンプルなロゴの作成を検討している企業におすすめのツールです。
Logo Garden
出典:Logo Garden
Logo Garden(ロゴ・ガーデン)は、フォントとシンボルを組み合わせるだけでロゴが作成できるツールです。
数百種類のフォントとシンボルが用意されているため、自社のイメージに近いロゴを作成できます。
また、Logo Gardenは商用利用ができて無料で利用できますが、高画質でロゴをダウンロードする場合は費用が発生します。
YouiDraw
出典:YouiDraw
YouiDraw(ユーアイドロー)は、オンライン上でロゴが作成できるツールです。
100以上のテンプレートから自社に合ったものを選定するだけなので、デザインスキルは必要ありません。
また、アイコンパーツの作成も可能なので、YouiDrawで好みのホームページのロゴが作成できるでしょう。
YouiDrawの無料プランでは商用利用ができませんが、有料プランであれば商用利用ができます。
Squarespace
出典:Squarespace
アメリカの企業であるSquarespaceは、無料でロゴが作成できるツールを提供しています。
企業名を入力して「キャッチコピーの入力」と「アイコン」を選択するだけで、ロゴが完成します。
シンプルなホームページのロゴを作成したい方には、おすすめのツールです。
ロゴを商用利用したい場合や、高画質のロゴデータを使用したい場合などは費用がかかります。
Canva
出典:Canva
Canva(キャンバ)は、無料でロゴが作成できるツールです。
ロゴの作成だけではなく、YouTube動画の作成・編集、プレゼンテーション作成、ポスター作成など、さまざまなデザインに対応しています。
また、Canvaで作成したデザインは商用利用が可能です。
一部有料の素材もありますが、無料でも数百以上の素材が用意されています。
Online Logo Maker
Online Logo Maker(オンライン・ロゴ・メーカー)は、ロゴを簡単に作成できるツールです。
テキスト、シンボルを追加するだけの非常にシンプルな操作が特徴といえます。
無料では300px、有料プランでは2,000pxでロゴをダウンロードできます。
作成したロゴは商用利用が可能です。
Cool Text
出典:Cool Text
Cool Text(クールテキスト)は、ロゴスタイルを選択するだけで簡単にロゴが作成できるツールです。
メタリックやネオンなど、珍しいロゴスタイルが複数用意されているのが特徴といえます。
DesignEvo
出典:DesignEvo
DesignEvo(デザインエボ)は、数回クリックするだけでロゴを作成できるツールです。
1万以上のテンプレートから、自社に合ったものを検索して、カスタマイズすることができます。
フォントに関しても100以上用意されているので、自社のイメージにあったホームページのロゴが作成できるでしょう。
なお、ロゴを商用利用するには有料プランの「プラス」に加入する必要があります。
ロゴのデザインに役立つ参考サイト3選
続いて、ロゴのデザインに役立つ参考サイトを3つ紹介します。
ロゴのデザインで良いイメージが思い浮かばないときには、下記Webサイトを参考にしてみましょう。
ロゴストック
出典:ロゴストック
ロゴストックは、さまざまな企業のロゴを集めているギャラリーサイトです。
ロゴデザインがただ閲覧できるだけではなく、どんな思いでロゴをデザインしたのかも解説されています。
また、ロゴに関するコンテンツも掲載されているので、ロゴの作成に行き詰まったら参考にしてみましょう。
Behance
出典:Behance
Behance(ビハンス)は、Adobeが運営するクリエイターのためのソーシャルメディアプラットフォームです。
Webサイト内では、ロゴのデザインが一覧で確認できます。
また、プロのデザイナーがどのようなブランドガイドラインを基にして、ロゴを作成したのかが工程として見られます。
Worldvectorlogo
Worldvectorlogo(ワールドベクターロゴ)は、世界中の有名企業のロゴが無料でダウンロードできるWebサイトです。
掲載されているロゴの種類が豊富なので、自社のロゴデザインのアイデアが思い浮かばないときにはWorldvectorlogoを参考にしてみましょう。
ロゴ作成を依頼できるクラウドソーシング3選
ロゴ作成の依頼におすすめのクラウドソーシングを3つ紹介します。
ロゴ作成の依頼を検討している方は、参考にしてください。
クラウドワークス
出典:クラウドワークス
クラウドワークスは、国内最大級のクラウドソーシングサービスです。
登録ワーカーは495万人を超えているため、自社の求める人材が見つかりやすいメリットがあります。
また、一定の基準をクリアしたワーカーに対した認定制度があるため、安心してロゴ作成の依頼ができます。
ココナラ
出典:ココナラ
ココナラは、知識やスキルなどを売り買いできるクラウドソーシングサービスです。
会員数は300万人を超えており、多くの方が利用しています。
また、 クラウドソーシングサービスの中でも単価が安いといわれているので、費用を抑えたい方におすすめです。
ランサーズ
出典:ランサーズ
ランサーズは、導入企業40万以上のクラウドソーシングサービスです。
数多くの大企業やベンチャー企業などが利用をしています。
また、ランサーズは成果物の品質を上げるためのサポートが充実しているため、安心してロゴの作成を依頼できます。
ロゴの制作サービス5選
ロゴの制作サービスを5つ紹介します。
デザインのプロにロゴの作成を依頼したい方は、参考にしてください。
biz-up!
出典:biz-up!
biz-up!(ビズアップ)は、受注実績日本No.1のロゴ制作サービスです。
官公庁から大企業までと、多くの実績があります。
また、ビズアップの「デザインプラン」はロゴの提案数が3つで、デザインを見てから購入するか決めることができます。
コクリロゴ
出典:コクリロゴ
コクリロゴは、完全オーダーメイドのロゴ制作サービスです。
経験豊富なプロのデザイナーがロゴ制作を手がけるので、高品質のロゴができます。
また、完全オーダーメイドでありながら、初回は3万8,000円(税込)でロゴ制作の依頼が可能です。
株式会社デザインエイエム
出典:株式会社デザインエイエム
株式会社デザインエイエムは東京都にあるデザイン事務所で、ロゴの制作サービスを提供しています。
ロゴデザインの制作実績は500点以上です。
400点以上のアイディアスケッチから、自社に合ったデザインを選定してくれます。
また、デザインエイエムではブランディングデザインの事業も展開しているため、企業理念やビジョンの可視化に強みをもっているのも特徴です。
ロゴファースト
出典:ロゴファースト
ロゴファーストは、オリジナルのロゴ制作に強みをもつサービスです。
「建築」「医療」「製造」「IT」など、豊富な実績があるため、業種に問わず高品質なロゴを制作してくれます。
コレデ
出典:コレデ
コレデは、リアルタイムなロゴ制作サービスです。
「リアルタイムデザイン」という手法を採用しており、打ち合わせ時にコンセプトを固めて、その場でロゴを制作してくれます。
また、打ち合わせ時はアドバイザーとデザイナーの2名体制で進む方針のようです。
ロゴの作成におけるポイント
最後に、ロゴの作成におけるポイントを2つ紹介します。
- 独自性のあるロゴになっているか確認
- 汎用性のあるロゴを作成する
独自性のあるロゴになっているか確認
ロゴを作成するときには、独自性のあるデザインになっているか確認しましょう。
ロゴは企業の差別化にとって重要なため、どこかで見たことがあるようなデザインだと企業のイメージにも影響します。
今回のコラム記事でも紹介したギャラリーサイトで他社のロゴを研究したうえで、ロゴを作成して、唯一無二のデザインを設計するようにしましょう。
汎用性のあるロゴを作成する
ロゴを作成するときには、汎用性についても確認しておく必要があります。
パンフレットや社内資料などにもロゴを使用していく場合は、媒体が変わっても問題なく認識できるロゴなのかを確認しましょう。
たとえば、ロゴのシンボルの線が細かすぎるものは、サイズが変わると視認性が低くなるため汎用性がないといえます。
また、カラーが3~4色以上と多くなっても視認性が低くなります。
ブランドイメージを統一するためにも、汎用性のあるデザインを検討しましょう。
まとめ
ホームページのロゴ作成完全ガイドを紹介しました。
まとめますと、ホームページにロゴを設置すべき理由は下記のとおりです。
- 自社のブランドイメージを浸透させることができる
- 競合他社との差別化になる
- ユーザーとのつながりを促進する効果がある
ロゴの種類は大きく分けて3つです。
- ロゴタイプ(テキストで構成されたロゴ)
- シンボルマーク(抽象的なロゴ)
- ロゴマーク(ロゴマークとシンボルマークで構成したロゴ)
ロゴの作成方法は大きく分けて3です。
- ツール活用して自分で作成
- 個人に依頼
- 制作サービスを利用する
今回のコラム記事を参考にして、ロゴを作成してみましょう。
また、当サイト「ビズサイ」ではホームページ制作サービス(サブスクリプション)を提供しています。
低コストながらテンプレートを一切使わず、オリジナルデザインのWebサイトを制作しています。
ホームページに使用するロゴの制作にも対応していますので、お気軽にご相談くださいませ(詳しいプラン内容はこちら)。
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