ディスクリプションとは?SEO効果・文字数について解説【2021年最新版】
検索結果のタイトル直下に表示される「ディスクリプション」。
ページの内容をひと目見てわかるように簡潔に記載すれば、クリック率の向上が見込めます。
とはいえ、
『そもそもディスクリプションってどうやって設定するの?』
『本当に必要?設定するのが面倒…』
『SEO対策に効果的なの?』
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?
結論からいうと、ディスクリプションはSEO対策に直接的な影響はありませんが、読者のクリック率を左右し、結果的に検索上位を獲得できるようになるので正しく設定すべきです。
今回は、ディスクリプションのメリット・デメリットや設定方法について分かりやすく解説します。
本ページを読めば、ディスクリプションの必要性を理解し、正しい設定方法が分かるようになるでしょう。
ディスクリプションとは?
ディスクリプションとは、ページの内容を120字ほどの説明文にまとめて記載するHTMLタグのひとつです。
別名「メタディスクリプション(meta description)」と呼ばれることもあります。
ディスクリプションは、検索エンジンのクローラーに「この記事はこんなことについて書かれています」という風にページ内容を簡潔に伝える役割を持っています。
出典:Google
また、検索結果のタイトル直下にディスクリプション(正確には「スニペット」)が表示されるので、検索してきたユーザー(読者)にも記事内容を伝えることができるのです。
ディスクリプションのメリット・デメリット
各ページにディスクリプションを設置するのは、メリットやデメリットがあります。
- メリット:クリック率が高くなる
- デメリット:内容によって直帰率が高くなる
ディスクリプションのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
【メリット】クリック率が高くなる
ディスクリプションのメリットは、ユーザー(読者)のクリック率(CTR)が高くなることです。
基本的に、読者は検索結果に表示された1~5位あたりをざっくり見て、自分の検索意図にあうページをクリックします。
タイトルだけでは情報が少なく、本当に自分が必要としている情報を得られるのか定かではありません。
そのため、タイトル直下に表示されるディスクリプションの内容を読むはずです。
ディスクリプションの内容を見て、自分の知りたい情報があるページだと判断したらクリックしてもらえるでしょう。
タイトルとメタディスクリプションの両方から読者にアプローチできる点が、最大の魅力です。
【デメリット】内容によって直帰率が高くなる
ディスクリプションは、記事の内容とメタディスクリプションの内容が合致していなければ、読者がすぐに直帰してしまうといった欠点があります。
読者は、検索結果に出てくる上位1~5位あたりをざっと見て、自分の検索意図にあったページを選ぶはずです。
その際に、タイトルだけでは記事の内容まで分からないので、タイトル直下に表示されるディスクリプションもあわせてチェックします。
そしてディスクリプションに記載されている内容と検索意図がマッチすれば、サイトをクリックするでしょう。
サイトを開いてみたものの、思っていた内容と異なっていればすぐに離脱してしまいます。
直帰率の高いページは、基本的にGoogleによるSEOのランキングに直接影響しないと言われています。
しかし読者視点で見ると、記事の内容とメタディスクリプションの内容が合致していないのは不親切なので、内容を合致させましょう。
SEO対策のためにディスクリプションを設置した方がいい理由
ディスクリプションは、直接SEO対策に効果があるわけではありません。
ディスクリプションの設置有無に関わらず、Googleからの評価は大きく変わりません。
しかし、ディスクリプションを設置すれば、ページの内容をユーザー(読者)に簡潔に伝えることができるので、読者の検索意図とページの内容が合致していれば、クリックしてもらえるはずです。
Googleで検索をすると、10サイト以上もの検索結果が並ぶなかで、ディスクリプションが適切に表示されていればページ内容が判断できるのでクリック率向上につながります。
クリック率が高くなれば必然的にGoogleからの評価があがり、SEO効果が期待できます。
設置しないとSEOに悪影響を及ぼす?
ディスクリプションを設置していなくても、基本的にGoogleからの評価が下がることはありません。
しかし、ディスクリプションを設置していない場合には、Googleがページ内の文章を抜粋して表示させます。
Googleが抜粋した文章は、もともとディスクリプションのために作られていないので、断片的になったり、違和感があったりといった不自然な文章になるケースが多いです。
そのようなディスクリプションを見たユーザー(読者)は『なんだか変な文章だな』と感じ、ほかの記事をクリックする可能性があります。
つまり、ディスクリプションを設定しなければ、クリック率が下がりSEOに悪影響を与えてしまうことがあるのです。
ポイント!
ディスクリプションを設置していても、Googleがページ内の文章を抜粋して、スニペットとして表示する場合があります。
ディスクリプションの最適な文字数は50~120文字
ディスクリプションの最適な文字数は、50~120文字ほどです。
ディスクリプションの文字数が多すぎると、途中で途切れて表示されます。
反対にディスクリプションの文字数が少なすぎると、読者にページ内容が伝わりにくくなるので、最低でも50字は必要です。
なお、パソコンとスマートフォンでは最適な文字数が異なります。
パソコン:120文字前後 スマートフォン:90文字前後 それぞれの文字数について見ていきましょう。
パソコンは120文字ほど
2017年~2018年にかけてパソコンで表示されるディスクリプションは、300字ほどでした。
出典:Google
しかし2021年の最新情報では、120文字ほどと大幅に文字数が少なくなっています。
Googleはディスクリプションの表示文字数を頻繁に変更しているので、今後も最新情報を追及する必要があるようです。
スマホは90文字ほど
出典:Google
スマートフォンは、パソコンに比べて表示画面が小さいので、文字数は90字前後となっています。
運営しているホームページの検索ユーザーの流入をチェックすると、ほとんどの検索者がスマートフォンでサイトに訪れているはずです。
ですので、検索ユーザーにあわせて、50~90字前後にディスクリプションを設定するというのもいいでしょう。
パソコンとスマートフォンどちらから訪れても最適に表示させたい方は、前半の50文字で重要な内容を書いて、後半の90文字で補足を書くというのも一つの手です。
ディスクリプションの書き方を徹底解説
ここからは、ディスクリプションの書き方を以下の3つに分けてお伝えします。
- ページごとにオリジナルの文章を作成する
- ユーザー目線の分かりやすい文章を作成する
- キーワードを詰め込み過ぎない
上記の3つのポイントを押さえておけば、読者と検索エンジンにとって最適なディスクリプションを作成できます。
ページごとにオリジナルの文章を作成する
ディスクリプションは、1ページごとにオリジナルの文章を作成しましょう。
ディスクリプションを定型文として、どのページにも同じ文章を表示するように設定している方が多いのも事実です。
たしかに、各ページごとにディスクリプションを設定するのは、手間がかかりますが全ページを同一の内容にするのは避けた方がいいでしょう。
なぜかというと、ページ内容とメタディスクリプションの内容が合致しなくなるからです。
メタディスクリプションとページの内容が合致していなければ、ユーザ(読者)は「自分が思っていたページではなかった」と感じてページを離脱します。
メタディスクリプションは各ページに合う内容を簡潔にまとめて記載しましょう。
ユーザー目線の分かりやすい文章を作成する
ディスクリプションは、クリック率を高めるために重要な要素となります。
ただ単に50~120字ほどにページ内容をまとめるだけでは、クリック率向上に繋がらないでしょう。
読者が『お!これ読みたい』と思えるような惹きつける文章を書くことが大切です。
キーワード「ダイエット 下半身」でディスクリプションの具体例を作成したので、どちらをクリックしたくなるか見てみましょう。
- 例1
- 「下半身のぜい肉が落ちない」「お尻が大きくて恥ずかしい」そんなお悩みありませんか?今回は、今すぐできる下半身痩せダイエットの方法を3つご紹介します。
- 例2
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例1は、今すぐに始められる簡単な下半身痩せダイエットの方法が3つ記載されていることが分かります。
一方、例2は情報量が少ない印象を与えます。
クリック率向上のために、押さえておくべき4つのポイントをまとめました。
- ユーザー(読者)に問いかける
- 数字を入れる
- ほかのサイトとの差別化
- このページを読むメリット
上記を踏まえて、メタディスクリプションを書いてみましょう。
キーワードを詰め込み過ぎない
過去に「キーワードをメタディスクリプションに詰め込むとSEO対策に効果的」と言った情報が飛び交っていました。
その影響で、ディスクリプションに無理やり狙ったキーワードを複数入れるサイト運営者が多数いましたが現在、その手法は通用しません。
というのも、Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドでも「キーワードだけを羅列する」ことは避けるべきだと記載されているからです。
不自然な文章になってユーザー(読者)からの信頼度も下がると同時に、Googleからの評価も低くなるので避けた方がいいでしょう。
ディスクリプションの設定方法
ここでは、ディスクリプションの設定方法を2つに分けて解説していきます。
- WordPress・ASPサービスを利用している場合
- 直接HTMLに書き込む場合
どのような場面でディスクリプションを設定するのかを思い浮かべて、自分にあう方法をみていきましょう。
WordPress・ASPサービスを利用している場合
WordPressやCMS、ASPサービスを利用している場合は、それぞれサービスによってディスクリプションの設定方法や設定場所が異なります。
たとえば、WordPressの場合は「All In SEO Pack」などをインストールすると簡単にディスクリプションが設定できるので便利です。
「All In SEO Pack」をインストールして有効化をすると、サイトタイトルや各記事の編集画面からディスクリプションを設定できます。
各記事の編集画面から「メタ説明」と記載されている部分は、ディスクリプションを記述する場所になります。
自動で文字数をカウントしてくれるので、最適な文字数でディスクリプションを設定できるでしょう。
直接HTMLに書き込む場合
直接HTMLに書き込みたい場合は下記のように記述します。
<meta name=”description” content=”ここにディスクリプションのテキストを記述”>
「ここにディスクリプションのテキストを記述」の部分に、ディスクリプションの文章を入れます。
ディスクリプションは、HTMLソースの「head」タグ内に記述します。
<html>
<head>
<meta name=”description” content=”ここにディスクリプションのテキストを記述”>
</head>
<body>
コンテンツ部分
</body>
</html>
上記のように、記述すると通常通り表示されます。
関連記事
ディスクリプションの設定方法や注意点、クリック率アップが期待できるディスクリプションの書き方などについては、以下のコラム記事をご覧ください。
まとめ
本コラム記事では、ディスクリプションについて徹底解説しました。
- ディスクリプションはページの概要を読者に伝えるためにあるメタタグのこと
- 設定しなくても検索エンジンの評価に直接的な影響はない
- 読者のクリック率向上のために設定するべき
- 最適な文字数は50~120文字ほど
「ディスクリプションを設定していない」「すべてのページに同じディスクリプションを設定している」という方は、各ページに適切なディスクリプションを設定し、クリック率の向上を目指しましょう。
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