コーポレートサイトの費用相場ガイド【発注先・作業範囲別に徹底解説】
コーポレートサイトの開設にかかる費用は、発注先や作業範囲によって大きく変わります。
そのため、コーポレートサイトの開設に向けて準備をするなかで、
『一般的な費用相場が知りたい』
『発注先の費用が相場なのかわからない』
『費用を安く抑えるコツがあれば知りたい』
上記のような課題が生じるかと思います。
今回のコラム記事では、企業のホームページ担当者様へ向けて、コーポレートサイトの「費用相場(発注先・作業範囲別)」「運用費用」「費用を安く抑えるコツ」などを紹介しています。
※今回のコラム記事で掲載している情報は、記事公開時点(2022年10月25日)のものです
コーポレートサイトの費用相場【金額別】
コーポレートサイトの開設にかかる費用相場を金額別に紹介します。
費用相場 | 詳細 |
---|---|
10~50万円 | テンプレートを使用したコーポレートサイト |
50~100万円 | オリジナルデザインのコーポレートサイト |
100~300万円 | 集客力の高いコーポレートサイト |
300万円以上 | 本格的なブランディング戦略を展開したコーポレートサイト |
10~50万円
10~50万円の費用だと、テンプレートを使用したコーポレートサイトが開設できます。
この金額ですと、コンテンツに使用する写真素材や原稿などは、自社で用意するケースが多いでしょう。
また、集客は期待できないので、とにかく低コストでコーポレートサイトを開設したい方は、10~50万円の予算が必要です。
50~100万円
50~100万円の費用だと、オリジナルデザインのコーポレートサイトが開設できます。
この金額になると、商品・サービスの情報や採用情報など、クオリティの高いものが制作できるので、営業ツールとして使えるでしょう。
商談時の名刺代わりになるような本格的なコーポレートサイトが開設したいという方は、50~100万円の予算が必要です。
100~300万円
100~300万円の費用だと、集客力の高いコーポレートサイトが開設できます。
『検索エンジンからの流入をメインにしたい』など、企業の代表的な集客方法としてコーポレートサイトを開設したい方は、100~300万円の予算が必要です。
300万円以上
300万円以上の費用だと、本格的なブランディング戦略を展開したコーポレートサイトが開設できます。
この金額になると、ブランディングのコンサルや企業ロゴデザインなどの業務も依頼できるでしょう。
また、制作会社によっては、企業理念のコンセプトの相談にも乗ってくれます。
コーポレートサイトの費用相場【発注先別】
コーポレートサイトの開設にかかる費用相場を発注先別に紹介します。
比較しやすくするため、各発注先に「10ページ程度のコーポレートサイト」を依頼した場合の費用相場をまとめています。
詳細は下記のとおりです。
発注先 | 10ページ程度のコーポレートサイト 費用相場 |
---|---|
大手のホームページ制作会社 | 100万円 |
中規模のホームページ制作会社 | 25~50万円 |
小規模のホームページ制作会社 | 15~30万円 |
フリーランス | 10~20万円 |
大手ホームページ制作会社
大手ホームページ制作会社に10ページ程度のコーポレートサイトの依頼をすると、100万円程度の費用がかかるケースがあります。
大手では企画段階からコンサルティングを行い、企業戦略などを踏まえたうえで最適なコーポレートサイトの制作をするため、制作費用が高額になるのです。
中規模のホームページ制作会社
中規模のホームページ制作会社に10ページ程度のコーポレートサイトの依頼をすると、25~50万円程度の費用がかかるケースがあります。
中規模でも数多くのスタッフが在籍しているため、小規模の制作会社のように得意な業種が特化されることもなく、幅広く対応してくれます。
また、中規模のホームページ制作会社だとマーケティングに精通したスタッフが在籍しているケースも多いので、集客に強いコーポレートサイト制作も依頼できるでしょう。
小規模のホームページ制作会社
小規模のホームページ制作会社に10ページ程度のコーポレートサイトの依頼をすると、15~30万円程度の費用がかかるケースもあります。
小規模のホームページ制作会社は在籍スタッフが少なく、大手に比べると対応範囲が限られているため、対応外の作業に関しては専門会社に発注する場合もあります。
フリーランス
フリーランスに10ページ程度のコーポレートサイトの依頼をすると、15~30万円程度の費用がかかるケースがあります。
基本的にフリーランスは個人での作業になるため、費用を安く設定している場合が多いです。
フリーランスの制作能力については、個人によってばらつきがあるので注意が必要です。
コーポレートサイトの費用相場【作業範囲別】
コーポレートサイトの開設にかかる費用相場を作業範囲別に紹介します。
作業範囲 | 費用相場 |
---|---|
ディレクション | 5~20万円 |
デザイン | 5~15万円 |
コンテンツ | 1~20万円 |
システム開発 | 5~20万円 |
SEO対策 | 5~20万円 |
ディレクション
ディレクションの費用相場は、5~20万円前後です。
ディレクションでは、コーポレートサイトの開設目的などをヒアリングして企画や設計などを実施します。
デザイン
デザインの費用相場は、5~15万円前後です。
テンプレートを活用する場合は、さらに費用を抑えることができます。
また、コンテンツ用のイラストやロゴのデザインを依頼した場合は、別途費用がかかります。
コンテンツ
コンテンツの費用相場は、1~20万円前後です。
こちらは、コーポレートサイトの規模によって変動します。
自社でコンテンツに掲載する画像や動画、原稿などを用意しておくと、費用を抑えることが可能です。
システム開発
システム開発の費用相場は、5~20万円前後です。
コーポレートサイトに問い合わせフォーム、予約システムなどを導入する作業となります。
ただし、システムを一から構築する場合は、費用が100万円を超えることもあります。
SEO対策
SEO対策の費用相場は、5~20万円前後です。
こちらもコーポレートサイトの規模や、発注先の対策内容によって費用が変動します。
コーポレートサイトの運用費用
コーポレートサイトの運用にかかる費用について紹介します。
運用にかかる費用にはサーバー代、ドメイン代などが挙げられます。
こちらも忘れないようにチェックしておきましょう。
サーバー代
レンタルサーバーの契約にかかる費用相場は、年間で数千円~数万円ほどです。
利用するサービスやプランによって料金は変動します。
代表的な費用は下記のとおりです。
サービス名(プラン) | 初期費用 | 月額費用(税込) |
---|---|---|
エックスサーバー(スタンダード) | 無料 | 990円~ |
ロリポップ!(ハイスピード) | 無料 | 550円~ |
さくらのレンタルサーバ(プレミアム) | 無料 | 900円〜 |
※レンタルサーバーの契約にかかる料金の最新情報は、各公式ホームページをご覧ください
ドメイン代
ドメインの取得にかかる費用相場は、年間で数百円~千円ほどです。
ドメイン取得サービスやドメインの種類によって料金は変動します。
コーポレートサイトの場合は、日本に登記がある法人のみが取得できる「.co.jp」のドメインを利用する企業がほとんどです。
「.co.jp」の費用相場を主要なドメイン取得サービスで挙げると、下記になります。
ドメイン取得サービス | 新規取得(1年) | 更新日(1年ごと) |
---|---|---|
お名前.com | 1,980円 | 4,125円 |
ムームードメイン | 1,980円 | 4,378円 |
エックスドメイン | 2,000円 | 4,136円 |
※ドメインを取得するタイミングによって料金が異なる場合があります
※ドメインの取得にかかる料金の最新情報は、各公式ホームページをご覧ください
CMSの利用料
コーポレートサイトの構築にCMSを導入している場合、ライセンス費用が発生する場合があります。
代表的なCMSの費用相場は下記のとおりです。
CMS | ライセンス費用(月額) |
---|---|
Movable Type | 5,500円〜 ※クラウド版 |
ShareWith | 12万円~ |
Blue Monkey | 3万円~ |
※CMSの契約にかかるライセンス費用の最新情報は、各公式ホームページをご覧ください
また、CMSで利用者の多いWordPress(ワードプレス)は、無料で利用が可能です。
WordPressの有料テーマを使用する場合は、費用が発生します。
有料テーマは買い切りタイプが多いですが、なかには月額制(サブスクリプション)の有料テーマがあります。
コーポレートサイトの費用を安く抑えるコツ
最後に、コーポレートサイトの費用を安く抑えるコツを5つ紹介します。
- 制作会社から相見積もりをする
- 素材を自社で用意する
- コーポレートサイトのボリュームを減らす
- 一部の作業を自社で対応する
- 自社で作成する
制作会社から相見積もりをする
コーポレートサイトの費用を安く抑えるには、制作会社から相見積もりをしましょう。
制作会社によっては、相見積もりをしている旨を伝えると、値引きをしてくれるケースもあるためです。
ただし、費用面だけで選定するのではなく、実績やコミュニケーションなども考慮し、総合的に制作会社を判断するようにしましょう。
素材を自社で用意する
コーポレートサイトで使用する素材を自社で用意すると、費用を安く抑えられることができます。
コンテンツに使用する画像撮影を制作会社に依頼すると、高額になりがちです。
自社で用意できるものは対応し、素材として提出すれば費用を抑えることができます。
また、コンテンツに記載するテキストの原稿も自社で用意しておくと、費用をカットできるケースもあります。
制作会社に自社で素材を用意する旨を説明し、どのくらい費用が変わるのか契約前に確認をするとよいでしょう。
コーポレートサイトのボリュームを減らす
コーポレートサイトの費用を安く抑えるため、コンテンツのボリュームを減らすのも有効の一つです。
コーポレートサイトの費用はボリュームが多くなるほど高額になるので、本当にそのコンテンツが必要なのか精査してみましょう。
自社のターゲットを見直しながら、ユーザーが知りたいことは何かを明確にして、優先順位をつけるのがおすすめです。
一部の作業を自社で対応する
コーポレートサイト制作で発生する作業の一部を自社で対応すると、費用を安く抑えられるかもしれません。
ディレクション、デザイン、SEO対策など、コーポレートサイトの制作にかかる工程から自社で対応できるものを検討します。
たとえば、コーポレートサイトの企画を制作会社に依頼し、コンテンツ制作を自社で対応すれば、費用を安く抑えられるでしょう。
作業内容によっては、制作会社から作業をさせてもらえないこともあるかもしれません。
まずは、制作会社に自社で対応したい作業内容を相談しましょう。
自社で作成する
コーポレートサイトを制作会社に依頼するのではなく、自社で作成すると費用を安く抑えられることが可能です。
近年では、スキルがなくても簡単にコーポレートサイトが作成できるCMSが開発されているので、こちらを利用します。
ただし、ブランディングや集客など、成果のあるコーポレートサイトを求める場合は、難易度が上がるので制作会社に依頼したほうがベストです。
まとめ
コーポレートサイトの費用相場をパターン別に紹介しました。
まとめますと、コーポレートサイトの費用相場(金額別)は下記のとおりです。
費用相場 | 詳細 |
---|---|
10~50万円 | テンプレートを使用したコーポレートサイト |
50~100万円 | オリジナルデザインのコーポレートサイト |
100~300万円 | 集客力の高いコーポレートサイト |
300万円以上 | ブランディング戦略を展開したコーポレートサイト |
コーポレートサイトの費用相場(発注先別)は、下記のとおりです。
発注先 | 10ページ程度のコーポレートサイト 費用相場 |
---|---|
大手ホームページ制作会社 | 100万円 |
中規模のホームページ制作会社 | 25~50万円 |
小規模のホームページ制作会社 | 15~30万円 |
フリーランス | 10~20万円 |
コーポレートサイトの費用相場(作業範囲別)は、下記のとおりです。
作業範囲 | 費用相場 |
---|---|
ディレクション | 5~20万円 |
デザイン | 5~15万円 |
コンテンツ | 1~20万円 |
システム開発 | 5~20万円 |
SEO対策 | 5~20万円 |
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