ホームページリニューアルタイミングとは【自社でHP診断可能なツールも紹介】
ホームページリニューアルを実施する際は、タイミングが重要となります。
企業の名刺となるホームページをリニューアルするので、タイミングを間違えると業績に影響する可能性があります。
ですが、ホームページリニューアルのタイミングについて考える上で、
『ホームページリニューアルのタイミングは企業形態によって違うのか』
『ホームページリニューアルするベストなタイミングを知りたい』
『ホームページリニューアルのタイミングを判断するツールが知りたい』
このようなお悩みはないでしょうか?
今回は、これからホームページリニューアルの実施するホームページ担当者様へ向けて、リニューアルを考えるべきタイミングと、リニューアルのタイミングを判断するのに便利なツールを紹介します。
ホームページリニューアルのタイミングは3年~6年
一般的なホームページリニューアルのタイミングは「3年~6年」といわれています。
しかし、ホームページの位置付けや種類によって期間は、大きく変わってきます。
それぞれのケースで、ホームページリニューアルのタイミングを紹介します。
- BtoCの企業ホームページの場合
- BtoBの企業ホームページの場合
- リクルートホームページの場合
BtoC企業ホームページの場合
BtoC企業ホームページの場合、ホームページリニューアルのタイミングは「2~3年」です。
ターゲットが一般ユーザーなので、リニューアルの周期が短くなります。
BtoC企業は、常にユーザーから興味を持ち続けてもらう必要があります。
そのため、最新の「コンテンツ」「デザイン」を取り入れていく必要があるので「2~3年」の周期となります。
BtoB企業ホームページの場合
BtoB企業ホームページの場合、ホームページリニューアルのタイミングは「4~5年」です。
BtoB企業の目的は、取引先に対しての認知のため、BtoC企業のようにトレンドを追う必要はありません。
そのため、比較的周期の長い「4~5年」がホームページリニューアルのタイミングとなります。
リクルートホームページの場合
リクルートホームページの場合、ホームページリニューアルのタイミングは「1年」です。
他と比べてクルートホームページは、かなり早い周期となります。
リクルートホームページの目的は、毎年採用応募者を獲得することです。
そのため、毎年その年に合わせたコンテンツに変更していく必要があります。
デザインを一掃するフルリニューアルではなく、コンテンツ内容を一部変更するリニューアルを毎年実施するのが理想です。
ホームページの位置付けでタイミングを判断する
ホームページの位置付けによっても、リニューアルのタイミングは異なります。
例えば、ホームページからの収益がメインの企業であれば、リニューアルのタイミングを「3~4年」で実施するのがベストといえます。
しかし、ホームページを重要視していない企業であれば「5~6年」周期のリニューアルでも問題ないでしょう。
このように自社のホームページ位置付けから、タイミングを判断することも重要です。
ホームページリニューアルを考えるべきタイミング
つづいて、ホームページリニューアルを考えるべきタイミングを紹介します。
下記ポイントに当てはまるものがあれば、ホームページリニューアルを検討してみましょう。
- コンテンツが多く整理できていない
- ホームページにFlashが利用されている
- ホームページのデザインが古い
- 制作会社を通さないとホームページの更新ができない
- ホームページの目的が変わった
- 社名変更や事業変更があった
- アクセス数やコンバージョンの低下
コンテンツが多く整理できていない
コンテンツが多く整理できていない場合は、ホームページリニューアルのタイミングといえます。
コンテンツが整理できていないホームページは「ユーザーファースト」ではなくなるためです。
ホームページは、ユーザーにとって見やすく、何も考えずに閲覧できるものでないといけません。
Googleも「ユーザーファースト」を第一に掲げているため、コンテンツが整理できていないホームページは検索順位にも影響します。
客観的に自社のホームページを見て「見にくい」「使いづらい」と思ったらホームページリニューアルのタイミングかも知れません。
ホームページにFlashが利用されている
ホームページに「Flash」が利用されている場合は、ホームページリニューアルのタイミングといえます。
「Flash」とは、Adobe社が開発した、アニメーション制作するソフトです。
これまでホームページ制作で使われてきましたが、Adobe社の発表によると2020年12月31日時点で「Flash」のサポートが終了しています。
アドビは2020年12月31日でFlash Playerのサポートを終了するため、2021年1月12日以降、Flash PlayerにおけるFlashコンテンツの実行をブロックしました。
自社ホームページで「Flash」を利用している場合は、ホームページリニューアルを検討しましょう。
ホームページのデザインが古い
ホームページのデザインが古い場合、ホームページリニューアルのタイミングといえます。
ただし『デザインが古いからホームページリニューアルする』という理由だけでは、ベストなタイミングとはいえません。
なぜなら、単なるデザイン変更だけでは、大きな成果が見込めないためです。
ホームページのデザインを変更する場合は、下記ポイントを考慮し判断してください。
- スマホ非対応からスマホ対応したデザインに変更
- ユーザーが見やすいデザインへ変更
- CVページまで導線がスムーズなデザインへ変更
デザインの古さだけではなく、ホームページの課題が見つかり、それを改善するためにデザイン変更するのがベストのタイミングといえます。
制作会社を通さないとホームページの更新ができない
制作会社を通さないとホームページの更新ができない場合は、ホームページリニューアルのタイミングといえます。
現状自社のみでホームページへの「コンテンツの追加」「情報変更」ができない場合は、ホームページリニューアルを実施するべきでしょう。
現在では、プログラミングの知識がなくても簡単にホームページの更新ができる「WordPress」などのCMSが普及しています。
定期的に自社で更新できるようになれば、ホームページとしての品質も高まるので、自社更新が難しい場合は、ホームページリニューアルのタイミングかもしれません。
ホームページの目的が変わった
ホームページの目的が変わった時は、ホームページリニューアルのタイミングといえます。
ホームページの目的は、時代とともに変化しています。
2010年までのホームページは「集客」が目的となっているホームページが多く存在していました。
しかし、2010年を過ぎるとホームページ上で「コンバージョン獲得」する目的に変わってきました。
「集客」と「コンバージョン獲得」では、ホームページの設計は大きく異なります。
そのため、以前「集客」のためにホームページを作成しており、現在の目的が「コンバージョン獲得」に変更している企業は、ホームページリニューアルを実施するべきでしょう。
社名変更や事業変更があった
社名変更や事業変更があった場合も、ホームページリニューアルのタイミングといえます。
ホームページリニューアルは、自社の「イメージアップ」「ブランディング向上」に適しているためです。
ホームページリニューアルを実施することで、新しいユーザーを獲得できるチャンスにもつながります。
社名変更や事業変更の場合は、ホームページリニューアルを検討してみましょう。
アクセス数やコンバージョンの低下
「アクセス数」や「コンバージョン率」の低下がある場合もホームページリニューアルのタイミングといえます。
ホームページリニューアルにより、アクセス数やコンバージョン率を改善できる可能性があるためです。
アクセス数やコンバージョン率の低下は、主に下記原因が考えられます。
- ホームページの表示速度が遅い
- コンバージョンまでの導線が分かりにくい
- コンテンツの質が低い
- ホームページが見にくい
ホームページリニューアルであれば、このような課題を解決することができます。
一度自社の「アクセス数」「コンバージョン率」の見直しをしてみましょう。
ホームページ診断してリニューアルのタイミングを判断しよう
最後にホームページ診断で、ホームページリニューアルのタイミングを判断する方法を紹介します。
上記で紹介した方法でもホームページリニューアルのタイミングの判断は可能ですが、ホームページ診断ツールを活用することで、更にタイミングが明確となります。
今回は、ホームページ診断として活用できるツールを3つ紹介します。
- モバイルフレンドリーテスト
- Test My Site
- Observatory
【ツール①】モバイルフレンドリーテスト
「モバイルフレンドリーテスト」は、Googleが提供する無料診断ツールです。
自社ホームページの「URL」を入力するだけで、テストを実施することが可能です。
診断項目は下記の通りです。
- 互換性のないプラグインの使用(Flashなど)
- スマホなどでも、デバイスでもページが見やすく調整されているか
- コンテンツの幅は適切か
- テキストが小さくて見にくくないか
- 「TOP」「問合せ」などのボタンが近すぎて間違ったボタンをタップされないか
問題がなければ下記のような画面が表示されます。
URLを入力するだけなので、一度自社のホームページでモバイルフレンドリーテストを実施し、リニューアルのタイミングを判断しましょう。
【ツール②】Test My Site(表示速度テスト)
「Test My Site」は、Googleが提供するモバイルサイトの表示速度をチェックする診断ツールです。
診断項目は下記の通りです。
- モバイルでのサイト表示速度
- 表示速度よりに離脱が想定されるユーザー数
- 競合他社との表示速度比較
- 改善策の提示
中でも、おすすめの機能は競合他社との表示速度比較です。
競合他社のURLを入力するだけで、表示速度順にランキングを作成してくれます。
ランキングを元にホームページリニューアルのタイミングを判断するのも良いでしょう。
【ツール③】Observatory(セキュリティチェック)
「Observatory」は、Mozilla社が運営するホームページのセキュリティチェックツールです。
最新のセキュリティトレンドを含む10個の項目を元にセキュリティチェックを実施し「A+~F」で判定します。
判定だけではなく、具体的な改善策も提示してくれるので、ホームページリニューアルのタイミングを考えるきっかけとなるツールです。
まとめ
ホームページリニューアルタイミングについて紹介しました。
今回のポイントは下記の通りです。
- 一般的なホームページリニューアルタイミングは「3年~6年」
- ユーザーファーストでないホームページは、リニューアルのタイミングといえる
- ホームページの目的が変わった時もリニューアルのタイミングといえる
- 会社名や事業変更があった場合もリニューアルにベストなタイミング
- ホームページ診断してリニューアルのタイミングを判断することも大事
当サイト「ビズサイ」ではホームページ制作サービス(サブスクリプション)を提供しています。
ビズサイでは、ホームページの目的に合わせて3種類のプランを用意しており、お申込みから公開まで最短5営業日でホームページ制作ができます。
ホームページリニューアルのご相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください(詳しくはこちら)。
まずは無料でご相談ください。
お問い合わせ・ご相談や、公開後の修正依頼などに関しては、いずれかの方法にてお問い合わせください。
※年末年始・土日祝は定休日となります
※受付時間 9:00~17:30