メール配信システムを徹底比較!おすすめの13製品を解説【2023年】
メール配信システムを用いてメールマーケティングを行うことは、効果的にメールマガジンを配信するために有効な手法です。
メールマガジンの配信を始めたばかりであれば、以下のような疑問が生じると思います。
『メール配信システムは各社で何が違うの?』
『どのシステムがおすすめ??』
今回のコラム記事では、メールマガジンの配信を始めたばかり、これから始めようとしているメルマガ担当者様に向けて、おすすめのメール配信システムの紹介だけでなく、選び方や比較するポイントについても解説をしていきます。
※今回のコラム記事で掲載している情報は、記事公開時点(2022年4月19日)のものです
※最新情報は各公式サイトをご覧ください
メール配信システムとは
メール配信システムとは、配信リストに登録されている宛先にメールを一斉に大量配信できるシステムです。
配信時間の予約が可能であるため、休日にメールを送信するなどメールの配信効率を上げることができます。
また、メール配信システムを用いることで「メールが届かない」「誤った宛先にメールを送信してしまった」「迷惑メールとして判別されてしまう」などのトラブルを防げます。
さらに、メールの配信結果をデータとして確認できたり、一定のルールに基づいて配信するメールを自動化できたりなど、メール配信システムは便利な機能が数多く備わっています。
メール配信システムの仕組み
メール配信システムには、メールを送る以外にもさまざまな機能が備わっています。
たとえば、顧客のメールアドレスだけでなく、名前や住所といった属性情報、行動履歴もメール配信リストのなかで管理できます。
また、メール配信システムではテキストメールだけでなく、HTMLメールの配信も可能です。
セグメント配信、ステップメールの配信といった、充実したメール配信の機能が備わっています。
さらに、専門的なスキルや知識がなくてもHTMLメールの作成ができる、HTMLメールエディタも利用可能です。
メール配信システムを用いて配信したメールの開封率、クリック率、メールの到達率などさまざまなデータを確認できるため、メール配信だけでなく効果検証やメールマーケティングの改善にも活用できます。
メール配信システムの選び方
続いては、メール配信システムの選び方を紹介していきます。
以下の5点に注意して選定するとよいでしょう。
- 到達率・大量配信
- メール配信後の分析機能
- 費用
- HTMLメールの送信機能
- サポート体制
【選び方①】到達率・大量配信
メールの到達率(相手にメールが届いた割合)を高めたい場合は、以下の機能を備えたメール配信システムを利用するとよいでしょう。
- 複数IPからの分散配信
- 無効なメールアドレスへの配信防止
- SPF、DKIM、DMARCといった送信ドメイン認証
- 送信量と送信間隔を調整しながらメールを配信する、IPウォーミングアップ
ただし、上記の機能はメール配信システムの多くが標準搭載しています。
今回のコラム記事で紹介しているシステムであれば、到達率を上げるための取り組みはどのシステムでもできるとお考えください。
また、1回に送るメールの配信数が10万件を超える場合は、大量配信の実績が豊富なメール配信システムの選択をおすすめします。
メール配信が遅延なく実施されるかどうかは、メール配信システムによって大きくことなります。
1時間あたり100万件以上送信できるシステムもあれば、100万件であれば1時間以上メールが遅れて届くシステムもあります。
大量配信に強みのあるメール配信システムであれば、1時間あたりのメール配信数が明記されています。
とくに、1回のメール配信数が100万件を超える場合は、1時間あたりのメール配信数を必ず確認するのをおすすめします。
【選び方②】メール配信後の分析機能
メールを配信した際、開封率やクリック率といった分析機能が充実しているかどうかも、メール配信システムを選ぶ上で重要なポイントです。
開封率やクリック率にくわえて、メール内のどのリンクがもっともクリックされたのか、誰がどのリンクをクリックしたのか、といった詳細なデータまで分析できるシステムであれば、メールマーケティングの改善を効率よく行えます。
また、メール配信システムによっては、申込みやお問い合わせフォームの作成にも対応しています。
メール配信と同じシステムでフォームを作成することで、どのメールからコンバージョンがどれだけ発生したのか、メール配信システムの管理画面で確認ができます。
さらに、ABテスト機能を備えているメール配信システムであれば、件名のABテストを行い開封率の向上を図る、CTAボタンのABテストを行いクリック率の向上を図る、といった改善を簡単に実施できます。
ほかにも、もっとも効果の高いメールの配信時間をメール配信システムが自動的に判断し、配信時間を決定する機能を備えているシステムもあります。
このように、メール配信の効果検証をくわしくできるシステムを選ぶことにより、メールマーケティングの改善を効率よく行えます。
【選び方③】費用
メール配信システムの料金体系は、主に以下の3点によって変動します。
- 登録アドレス数
- 月間のメール配信数
- オプション機能の利用
登録するメールアドレスの数だけでなく、会員情報となるデータの数によっても料金が加算されるシステムもあるため、契約前に料金体系をよく確認しておきましょう。
また、月間のメール配信数によって料金が上下する場合は、メールアドレスの登録数と配信頻度を検討した上で契約するとよいでしょう。
さらに、メール配信以外にもアンケート機能、LINEとの連携、外部システムとの連携など、さまざまなオプション機能を利用することにより、月々の利用料が増えるが一般的です。
自社でメール配信システムを利用するにあたり、どのような機能が必須なのかを明確にした上で各システムの料金を比較することが重要です。
このようにメール配信システムを契約する際は、利用するプランやオプションによって同じメール配信システムでも料金はことなります。
メール配信システムを新規で契約する際は、初期費用がどの程度かかるのか月額費用と年間のランニングコストを試算し、費用対効果を検討した上で契約をおすすめします。
【選び方④】HTMLメールの送信機能
HTMLメールの送信機能があるメール配信システムを選びましょう。
HTMLメールは画像や動画をメール本文内に挿入できるため、商品の魅力を視覚的にアピールできます。
たとえば、食料品などは言葉でおいしさを伝えるよりも、シズル感のある画像をメールに挿入すると効果的です。
さらに、HTMLメールであればCTAボタンをメール内に挿入できるため、クリック率・開封率の向上も期待できます。
このように、HTMLメールを利用するメリットは大きいです。
メールマーケティングを行う上では、HTMLメールの送信だけでなくHTMLメールの作成までできるシステムの選択をおすすめします。
一般的なメール配信システムであれば、HTMLメールの作成に対応しています。
「専門的な知識がなくても直感的にHTMLメールの作成ができる」「デザイン性に優れたテンプレートが充実している」「スマートフォンに対応している」などを十分に確認した上で、メール配信システムの選択をしましょう。
【選び方⑤】サポート体制
メール配信システムを利用していると、サポートに確認しなければわからないことが発生します。
一般的なFAQや操作マニュアルは、どのメール配信システムでも備わっています。
しかし、電話での問い合わせに対応している場合もあれば、メールのみ、チャットのみといった場合もあります。
また、メール配信システムの使用方法に関するサポートだけでなく、運用面でのサポートも有料で行ってくれる企業もあります。
メールマガジンのライティング代行、メール配信の設定代行など、顧客の要望に応じて運用サポートを提供しているだけでなく、Web広告の出稿や販促キャンペーンの運用サポートといったマーケティング全般のサポートを行っている企業も存在します。
メール配信システムを選択する場合は「自社で完全に運用が完結できるのか」「サポートはどの程度必要なのか」などを検討した上で、メール配信システムを選択することも重要なポイントといえます。
メール配信システムの比較表
今回のコラム記事では、13製品のメール配信システムを紹介しています。
メール配信システムに関して、以下の5点で比較を行い表にまとめました。
- 到達率・大量配信
- メール配信後の分析機能
- 費用
- HTMLメールの送信機能
- サポート体制
システム名 | 到達率・大量配信 | 分析機能 | 費用 | HTMLメール | サポート体制 |
---|---|---|---|---|---|
Cuenote FC |
▼配信速度 ・独自開発の配信エンジンにより、メールを高速に確実に送信 |
・優良顧客分析を行い、顧客のセグメントごとにメール配信 ・開封、クリック、コンバージョンに応じてメール配信のターゲット抽出 |
▼初期費用 |
・複数のHTMLメールのテンプレート |
電話、FAX、メール ■対応時間 |
配配メール |
▼配信速度 ・IPアドレスの分散配信、エラーアドレスの徹底管理、悪質業者の排除によりスパム判定を防止 |
・メール配信数、開封数、クリック数をひとつの画面で確認できるhr>・複数のメールを横断してデータを比較できる |
要お問い合わせ |
・HTMLメールエディタはオプション |
電話、メール ■対応時間 |
SPIRAL |
▼配信速度 ・配信エラーアドレスの自動除外による高い配信率 |
メール内のURLをいつ、だれが、何回クリックしたのか計測できるクリックカウントレポート |
▼初期費用 |
・画像や動画付きのHTMLメールをドラッグ&ドロップで簡単作成 |
・操作画面から呼び出すと、最短5分以内で電話に連絡 ■対応時間 |
WEBCAS e-mail |
▼配信速度 ・高速メール配信エンジンを搭載・IPアドレスの分散配信 |
過去に配信したメールとの効果を比較し、グラフで表示 |
ASP型 SaaS型 |
・用途別にデザインテンプレートを複数利用可能 ・ドラッグ&ドロップで簡単にHTMLメールを作成 |
電話、問い合わせフォーム ■対応時間 |
blastengine |
・独自開発の高速エンジンにより、大量のメールでも短時間で配信可能 |
特になし |
▼初期費用 |
特になし |
電話、問い合わせフォーム ■対応時間 |
Customers Mail Cloud |
・SLA99.9%を保証 |
送信ログの検索、送信状況のグラフ表示 | 要お問い合わせ | 特になし |
問い合わせフォーム、メール ■対応時間 |
配配メールBridge |
▼配信速度 ・IPアドレスの分散配信、エラーアドレスの徹底管理、悪質業者の排除によりスパム判定を防止 |
・メール配信数、開封数、クリック数をひとつの画面で確認できる |
要お問い合わせ |
・HTMLメールエディタはオプション |
電話、メール ■対応時間 |
アララメッセージ |
▼最大配信速度 ・キャリア、ISPへのロジック対応による高速、高到達率のメール配信 |
配信実績をグラフで可視化 | 要お問い合わせ |
・100種類以上の豊富なHTMLメールのテンプレートあり |
メール ■対応時間 |
WiLL Mail |
▼配信速度 ・到達率にこだわった高性能配信エンジン |
・配信結果をグラフやヒートマップで分析 |
▼初期費用 シンプルプラン プレミアムプラン |
・複数のHTMLメールのテンプレート |
問い合わせフォーム ■対応時間 |
blastmail |
▼配信速度 ・独自開発の高速配信エンジンによる確実なメール配信 |
メール内のリンクをクリックしたユーザーと日時取得が可能 |
▼初期費用 ▼月額費用 |
・複数のHTMLメールのテンプレート |
電話、問い合わせフォーム ■対応時間 |
AutoBiz |
・スパム扱いされない独自開発の配信システム |
メール内のURLをいつ、だれが、何回クリックしたのか計測できるクリックカウント機能 |
▼初期費用 ▼月額費用 |
HTMLエディタあり |
電話、メール、問い合わせフォーム ■対応時間 |
SendGrid |
▼配信速度 ・固定IPアドレスや独自ドメイン設定など、セキュアなメール送信 |
メール配信数、開封数、クリック数をひと目で把握できる管理画面 |
▼初期費用 ▼月額費用 |
・複数のHTMLメールのテンプレート |
Webフォーム ■対応時間 |
MailChimp | 業界最高レベルのメール到達率 | メールのどのリンクをクリックしたのかひと目で分かる分析画面 | ▼月額費用 0円~ |
・複数のHTMLメールのテンプレート |
メール、チャット(英語) |
※税込表示
次からは、目的別にメール配信システムをまとめて紹介していきます。
到達率・大量配信におすすめのメール配信システム
高い到達率と短時間で大量配信が可能なメール配信システムを探しているなら、以下の製品がおすすめです。
- Cuenote FC
- 配配メール
- SPIRAL
- WEBCAS e-mail
これらのメール配信ステムに関して、くわしく説明します。
Cuenote FC
出典:Cuenote FC
Cuenote FC(キューノートFC)は、月間60億通の配信実績を誇るメール配信システムです。
運営会社は、ユミルリンク株式会社です。 1000万通/時という大量のメールを短時間に送信できます。
また、HTMLメールのテンプレートはレスポンシブ対応だけでなく、複数の種類のテンプレートがあり自由に編集できます。
さらに、シナリオ配信や充実した効果測定機能など、Cuenote FCは機能が充実しているメール配信システムです。
Cuenote FCは月額5,500円(税込)から利用できて、配信通数は無制限です。
電話サポートも対応しているため、メール配信システムを初めて利用する方でも安心して利用できるでしょう。
配配メール
出典:配配メール
配配メールは、高いメール到達率を誇るメール配信システムです。
運営会社は、株式会社ラクスです。
配配メールでは、スパムメールとして判定されることを防ぐために、複数IPアドレスによる分散配信と単一のIPアドレスからの配信を調整した上でメールを送信しています。
また、配信レポートやエラーメールの内容から配信エラーとなった宛先の徹底管理を行っています。
そのため、メール配信のエラー率を下げてスパムメール判定を防ぎ、高い到達率を維持しています。
メール配信の分析画面はメール配信数、開封数、クリック数をひとつの画面で確認でき、複数のメールを横断してデータを比較できる特徴があります。
なお、HTMLメールエディタはオプションとなっているため、注意してください。
配配メールは電話でのサポートに対応しているため、メール配信システムを初めて利用する人でも安心して利用できるでしょう。
SPIRAL
出典:SPIRAL
SPIRAL(スパイラル)は、260万通/時という短時間で大量のメール配信が可能なシステムです。
運営会社は、株式会社パイプドビッツです。
SPIRALでは、配信エラーになったアドレスを自動的に除外することで、高い到達率と短時間での大量配信を両立させています。
さらに、自動ステップメール配信、フォーム作成、メール内のURLをいつ・だれが・何回クリックしたのか計測できるクリックカウントレポート、HTMLメールの簡単作成機能など、メール配信を行う上で役立つ機能が搭載されています。
SPIRALは機能が豊富な一方、初期費用が11万円(税込)にくわえてアプリケーション構築費用は別途必要となる点は注意が必要です。
月額費用は5万5,000円(税込)からと、SPIRALは費用が高い部類に入るメール配信システムです。
SPIRALの費用は高いですが、サポート体制は充実しています。
操作画面から呼び出すと最短5分以内に電話に連絡がくるだけでなく、画面共有サポートもあります。
24時間、365日の緊急窓口もあるため、夜間や休日でも安心して利用できます。
充実したサポートを必要としているなら、SPIRALはおすすめのメール配信システムです。
WEBCAS e-mail
WEBCAS e-mail(ウェブキャス・イーメール)は、配信速度1,000万通以上/時が可能なメール配信システムです。
運営会社は、株式会社WOW WORLDです。
WEBCAS e-mailは高速メール配信エンジンを搭載しているだけでなく、IPアドレスの分散配信による高い到達率も誇っています。
さらに、高速配信のための技術サポートまであるため、充実したサポートを受けられます。
なお、WEBCAS e-mailでは、ドラッグ&ドロップで簡単にHTMLメールを作成できるだけでなく、用途別にデザインテンプレートの利用ができます。
外部システムのデータベースと連動することで、顧客属性や行動履歴、購入履歴をもとにセグメント配信、One To Oneメールの配信を行える点はWEBCAS e-mailの特徴です。
ほかにも、過去に配信したメールとの効果を比較してグラフで表示し、期間(前月、前年同期)、曜日、時間帯での比較も可能なため、メール配信の効果測定を効率よくできます。
費用はASP型であれば、初期費用が3万3,000円(税込)から、月額費用が1万1,000円(税込)からです。
電話での問い合わせにも対応しているため、WEBCAS e-mailが初めてのメール配信システムでも安心して利用できるでしょう。
システム連携におすすめのメール配信システム
メール配信を自社サーバーで行い、配信遅延やメール配信の不具合があるため外部システムとの連携を検討している場合は、以下のシステムがおすすめです。
- blastengine
- Customers Mail Cloud
それぞれのシステムに関して説明します。
blastengine
出典:blastengine
blastengine(ブラストエンジン)は、API連携およびSTMPリレー機能に特化したメール配信システムです。
運営会社は、株式会社ラクスライトクラウドです。
API連携およびSTMPリレー機能に特化しているため、既存システムに大きな改修をしなくてもblastengineでメール配信が可能な点が特徴です。
blastengineは、独自開発の高速エンジンにより大量のメールでも短時間で配信できます。
くわえて、不達メールの自動処理も行うため、短時間での大量配信と高い到達率の両立を実現しています。
さらに、配信したメールの開封状況やエラー情報などの取得もできます。
blastengineは初期費用が無料で、月額費用は配信数に応じて1,650円(税込)からです。
メール配信システムのなかで、blastengineは低コストで導入できます。
エンジニア向けのドキュメントが豊富なだけでなく、電話サポートにも対応しているため、サポートは充実しているといえるでしょう。
Customers Mail Cloud
Customers Mail Cloud(カスタマー・メール・クラウド)は、SLA99.9%を保証しているメール配信システムです。
運営会社は、HENNGE株式会社です。
Customers Mail Cloudでは、金融サービスにも採用されるほどのセキュリティが備わっている特徴があります。
また、既存のメールサーバーにリレーメールの設定をするだけで導入できるため、Customers Mail Cloudを簡単に導入できる点もメリットです。
送信ログの検索、送信状況のグラフ表示といったメール分析機能だけでなく、メール遅延の解消や300万通/時というスピード配信も可能なメール配信システムです。
Customers Mail Cloudの費用は問い合わせが必要ですが、日本企業が開発したシステムであるため安心して利用できるでしょう。
メルマガ運用の改善におすすめのメール配信システム
MA(マーケティングオートメーション)の導入やメール配信APIの利用、HTMLメールの作成効率アップを検討している場合は、以下のシステムがおすすめです。
- 配配メールBridge
- アララ メッセージ
- WiLL Mail
それぞれのシステムに関して説明します。
配配メールBridge
出典:配配メールBridge
配配メールBridgeは、MAの機能を一部兼ね備えたメール配信システムです。
運営会社は、株式会社ラクスです。
MAは機能が豊富でさまざまなメール施策が行えるメリットがある一方、設定に時間や費用がかかるにくわえて、使いこなすにはスキルや知識が求められるデメリットがあります。
配配メールBridgeは、MAで必要とされる最低限度の機能に絞り込むことで簡単に設定ができ、費用を抑えてすぐに運用を始められます。
配信速度は配配メールと同じ100万通/時であり、IPアドレスの分散配信、エラーアドレスの徹底管理、悪質業者の排除によりスパム判定を防止しています。
メールの配信効果分析も配配メールと同様です。
メール配信数、開封数、クリック数をひとつの画面で確認できるだけでなく、複数のメールを横断してデータを比較できます。
配配メールBridgeの費用は問い合わせる必要があります。
アララ メッセージ
出典:アララ メッセージ
アララ メッセージは、大量配信からトランザクションメールまで、さまざまなメール配信APIを利用できるシステムです。
運営会社は、アララ株式会社です。
配信予約、即時配信、多言語配信、テンプレート配信など、アララ メッセージではさまざまなメール配信APIが提供されています。
基幹システムとの連携をスムーズに行えるだけでなく、自社でサーバーを立てる必要がないため運用の負担が少ない特徴があります。
アララ メッセージの最大配信速度は100万通/時であり、高速・高到達率のメール配信が可能です。
なお、アララ メッセージの費用は問い合わせる必要があります。
テキストやHTMLメールを問わず、作成したメールをテンプレートとして登録できるAPIや、添付ファイルを配信できるAPIも利用できるため、アララ メッセージはさまざまな活用ができるメール配信システムだといえます。
WiLL Mail
出典:WiLL Mail
WiLL Mail(ウィルメール)は、HTMLメールの作成を効率よくできるメール配信システムです。
運営会社は、株式会社サパナです。
レスポンシブ対応したHTMLメールのテンプレートがあるだけでなく、ドラッグ&ドロップで簡単にHTMLメールを作成できる点は、WiLL Mailの特徴だといえます。
また、WiLL Mailは配信結果をグラフやヒートマップで分析できます。
期間、曜日、時間によるデータの推移がわかりやすく表示されるため、メールの配信結果の分析を効率よく行えます。
WiLL Mailは初期費用が無料です。
月額費用は、シンプルプランであれば4,400円(税込)から利用できます。
費用を抑えながらメール配信業務の効率を上げたい場合は、WiLL Mailを検討するとよいでしょう。
費用を抑えたおすすめのメール配信システム(国内製)
費用を安く抑え、サポート体制が整っている国内製のメール配信システムを探している場合は、以下の製品がおすすめです。
- blastmail
- AutoBiz
これらの製品に関して説明します。
blastmail
出典:blastmail
blastmail(ブラストメール)は、月額3,000円から利用できるメール配信システムです。
運営会社は、blastengine(ブラストエンジン)と同じ株式会社ラクスライトクラウドです。
blastmailは低コストであっても配信速度が280万通/時であり、短時間で大量のメールを送信できます。
また、複数のHTMLメールのテンプレートを利用でき、テンプレートは自由に編集可能です。
電話でのサポートにも対応しているため、blastmailは費用対効果の高いメール配信システムだといえます。
AutoBiz
出典:AutoBiz
AutoBiz(オートビズ)は、月額1,815円(税込)から利用できるメール配信システムです。
運営会社は、株式会社ビズクリエイトです。
AutoBizは低価格のメール配信システムでありながら、HTMLエディタやステップメール配信、フォーム作成といったメールマーケティングを行う上で必要な機能が備わっています。
なお、初期費用に1万1,000円(税込)がかかる点には注意してください。
AutoBizは電話でのサポートに対応しているだけでなく、有料の初期設定代行サービスも提供しているため、安心して利用できるシステムだといえます。
費用を抑えたおすすめのメール配信システム(海外製)
海外製のメール配信システムは国内製のようにサポートこそ充実していませんが、無料プランはいくつか存在します。
費用をかけずにメール配信をしたい場合は、以下のシステムがおすすめです。
- SendGrid
- MailChimp
これらの製品に関して説明します。
SendGrid
出典:SendGrid
SendGrid(センドグリッド)は、0円から利用できて短時間に大量のメールを配信できるシステムです。
運営会社はアメリカのTwilio社で、日本では構造計画研究所が正規代理店です。
固定IPアドレスや独自ドメイン設定など、セキュアなメール送信を行うための環境が整っています。
SendGridの初期費用は0円、月額費用も0円から利用できる点もSendGridの大きな特徴です。
低コストであっても、複数のHTMLメールのテンプレートを利用できます。
HTMLメールのテンプレートは自由に編集可能で、テンプレートはレスポンシブ対応しています。
なお、サポートはWebフォームからの受け付けのみです。
コストを抑えて大量配信を行いたい場合は、SendGridの検討をおすすめします。
MailChimp
出典:MailChimp
MailChimp(メールチンプ)は、0円から利用できるのにも関わらず、業界最高レベルのメール到達率を謳うメール配信システムです。
運営会社は、アメリカのMailChimp社です。
月額費用は0円から利用できるため、メール配信に費用をかけられない場合はおすすめです。
低価格のメール配信システムであっても、複数のHTMLメールのテンプレートを利用でき、テンプレートは自由に編集可能です。
なお、サポートは英語のメールとチャットに限られています。
コストを抑えてメール配信を行いたい、英語ができる場合は、MailChimpを検討するとよいでしょう。
まとめ
今回は、メール配信システムの選び方やおすすめの13製品を説明しました。
コラム記事でご紹介したメール配信システムの選び方を参考に、自社に適したメール配信システムを選択しましょう。
メールマーケティングにメール配信システムを活用し、メール配信の効果を最大化できるように努めましょう。
なお、当サイト『ビスサイ』では、ホームページ制作サービス(サブスクリプション)を提供しております。
ビズサイでは、ホームページの目的に合わせて3種類のプランをご用意しており、お申込みから公開まで最短5営業日の期間でホームページ制作ができます。
ドメインからメールアドレスを作成できるので、メルマガ配信と同時にホームページを新規で立ち上げたい、ホームページのリニューアルをしたい方は当サイトがピッタリです(くわしいサービスはこちら)。
まずは無料でご相談ください。
お問い合わせ・ご相談や、公開後の修正依頼などに関しては、いずれかの方法にてお問い合わせください。
※年末年始・土日祝は定休日となります
※受付時間 9:00~17:30