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ECサイト構築費用はいくら?予算を安く抑えたい方向けおすすめ事業者も紹介

  
ECサイト構築費用はいくら?予算を安く抑えたい方向けおすすめ事業者も紹介

『ECサイトの構築費用はいくらぐらいかかるの?』

ECサイトの構築費用は無料の0円できるものもあれば、何千万~何億とするものまでピンキリです。

ECサイト構築における費用は機能の数とカスタマイズ性で予算がまったく異なるのです。

今回はECサイトの構築費用について、おおよその費用相場と共に予算を安く抑えたい方向け、おすすめサービスもご紹介いたします。

※今回のコラム記事で掲載している情報は、記事公開時点(2021年2月4日)のものです

ECサイトの構築方法は5種類に分かれる

ECサイトの構築方法は主に次の5種類に分かれます。

  1. モール型
  2. ASP型
  3. オープンソース型
  4. パッケージ型
  5. フルスクラッチ型

モール型

モール型とは、Web上の商店街(ショッピングモール)の1店舗として出店することです。
代表例としては楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどが挙げられます。

モール型はECサイトを運営するためのツールがすべてそろっているため、出店審査が通過すれば即日お店を始めることができます。

モール型に出店する最大のメリットは、モールの知名度による圧倒的な集客力と大手ショッピングモールの信頼度です。

ただし、カスタマイズ性はほぼできないに等しく、顧客の所有権がモール側にあるため自社の顧客情報を保有できないデメリットもあります。

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モール型ECサイトについてくわしくは、以下のコラム記事をご覧ください。

ECモールとは?基礎知識・出店のメリット・デメリット・自社サイトの違いも徹底比較

ASP型

ASP型とは、ECサイト向けカートなどECサイト構築に必要な機能をクラウド上に標準装備されているサービスのことです。

機能の種類は各ASP業者のサービス内容によって異なりますが、モール型同様ECサイト運営に必要な機能は一通りそろっているため、すぐにオープンすることができます。

ASP型のメリットは、低コストで簡単に自社サイトが持てることです。

初期費用や月額費用が無料で構築できるサービスも増えているため、気軽にECサイトを構築したい人に向いています。

また、ASP型もデザインや機能はあらかじめ業者が用意しているものを使用するため、モール型と同じくカスタマイズ性については弱い側面があることは否定できません。

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ASP型のECサイトについてくわしくは、以下のコラム記事をご覧ください。

ECサイトのASPとは?無料・有料・用途別カートシステムを徹底比較解説

オープンソース型

オープンソース型とは、プログラムの情報(ソースコード)を無料で公開しているサービスのことです。

ECサイト向けオープンソース型サービスとは、ECサイトに必要な標準機能が一通り搭載されており、かつ公開されているソースコードを使ってカスタマイズが自由に行えるものを指します。

オープンソース型のメリットは、低コストで自由度の高いECサイトが構築できる点です。

ただし、カスタマイズやデザインを変更するには知識が必要となるため、専門の技術者が必要となります。

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オープンソース型のECサイトについてくわしくは、以下のコラム記事をご覧ください。

ECサイトのオープンソースとは?メリット・デメリット・5大CMSサービスも比較

パッケージ型

パッケージ型とは、ECサイト構築・運営に必要な機能がフルパッケージでそろっているサービスです。

最新機能がフル装備にそろっており、自社が欲しい機能がそろったものを選ぶことができます。

デザインやカスタマイズも自由に行えるのが特徴で、アパレル業界やコスメ業界などサイトイメージ優先型の業種にも対応できます。

しかしパッケージ型の構築費用はかなり高額なため、小規模事業者向きの方法とはいえません。

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パッケージ型のECサイトについてくわしくは、以下のコラム記事をご覧ください。

ECサイトのパッケージとは?ASPとの違い・メリット・デメリットを徹底解説

フルスクラッチ型

フルスクラッチ型とは、既存のパッケージ機能を一切使わず、一からECサイトを構築する方法です。

自社が欲しい機能、デザインのすべてをゼロから開発するため、世界に一つしかないオリジナルECサイトを作ることができますが、莫大な開発費用がかかります。

かつて商品点数10万点を超える大規模ECサイトでは、フルスクラッチ型しか方法がありませんでした。

近年ではASPやパッケージ型が登場したため、フルスクラッチ型でECサイトを構築するのは一部の大企業に限定されるようになりました。

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フルスクラッチ型のECサイトについてくわしくは、以下の関連記事をご覧ください。

ECサイトのフルスクラッチとは?メリット・デメリット・作り方~構築費用まで解説

ECサイト構築費用相場一覧【予算別】

ECサイト構築費用のおおよその相場をこちらにまとめております。

▼スマホの場合は横にスクロールしてご覧ください

出店形態 費用相場 別途諸費用
モール型 無料~30万円 ・販売手数料
・月額費用要
ASP 無料~30万円 ・販売手数料
・月額費用要
オープンソース型 無料~100万円 ・更新・セキュリティ外注費用
パッケージ型 100万円~500万円 ・メンテナンス、アップデート費用別途
フルスクラッチ型 500万円 ・メンテナンス、アップデート費用別途

無料~30万円【モール型・ASP型】

とにかく費用をなるべくかけず、低コストでECサイトを構築したい方はモール型かASP型に選択肢が限定されます。

いずれも無料で簡単にサイトが構築できるサービスや、目指す売り上げに応じて30万円程度の初期費用があれば、一通りの機能がそろったECサイトができます。

100万円~500万円【オープンソース型・パッケージ型】

構築費用に100万円~500万円の予算がとれる企業様には、オープンソース型やパッケージ型などの方法で構築する選択肢がベストです。

カスタマイズの自由度を高く、なるべく低コストで構築するにはオープンソース型のサービスを専門の外注業者に作業を委託すると費用が抑えられます。

500万円以上【フルスクラッチ型】

構築費用に500万円以上の予算がとれる企業様にはフルスクラッチ型でゼロから開発を専門業者に依頼する方法があります。

ただし、フルスクラッチ型ならすべての機能がそろうわけではなく、場合によってはパッケージ型をカスタマイズした方が費用が抑えられるケースもあります。

ECサイト構築費用に含めておくべきポイント

ECサイト構築費用に含めておくべきポイントは5つあります。

  1. 商品登録作業・更新
  2. 決済機能の種類
  3. 在庫・物流システム連動機能
  4. 集客機能
  5. リニューアル年数

商品登録作業・更新

ECサイトを構築するうえで重要なのは、商品登録と出品ページの更新作業です。

ASPなど既存のサービスを利用して構築する場合はディスクの容量によって出品できる商品が限定されることがあるため、事前にどのぐらいの商品を出品するのかを含めて試算しておきましょう。

決済機能の種類

ECサイトにおいて、決済機能の種類の多さは売り上げに比例します。

目に留まった商品があっても決済手段がユーザーのニーズに沿わず、販売機会損失のきっかけとなるケースが少なくないからです。

しかし、決済機能の種類の多さは構築費用に影響するため、自社の予算と最低限そろえておくべき決済手段のバランスを重視しましょう。

在庫・物流システム連動機能

ECサイトの運営上では在庫管理、物流システムの管理が必ずついてまわりますが、便利な機能を付けるほど構築費用は上がってしまいます。

商品点数、顧客数が増えてくればこれらの処理がどんどん煩雑になりますので、あらかじめ売り上げの目標を立てたうえで自社の規模と予算に見合った機能がそなわっているサービスを選びましょう。

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在庫管理システムについては、以下のコラム記事にくわしく解説しています。

ECサイトの在庫管理システムとは?導入メリット・選び方・おすすめサービス8選も紹介

集客機能

ECサイトの売り上げアップを目指すには集客方法も肝心です。

主な手段としてはSNS、SEO、ブログ連動機能などさまざまですが、なるべくコストを抑え、費用対効果の高い集客方法ができる構築方法を選びたいものです。

リニューアル年数

ECサイトは何年も運営しているとリニューアルが必ず必要になります。

モール型やASP型ではサービス業者がさまざまな機能をアップデートしてくれますが、それ以外の方法で構築した場合はリニューアル作業も自社で行わなくてはなりません。

リニューアル作業の費用も含めて既存のサービスを利用するべきか、自社構築がベストかを試算しましょう。

 ECサイト構築費用を安く抑えたい方向けおすすめASP一覧

ECサイトの構築費用を安く抑えたい方は、ASP型でECサイトの構築をするといいでしょう。

今回は、用途別におすすめのASP型サービスをご紹介していきます。

用途 ASP 構築費用
ECサイト初心者・スモールビジネス向け BASE(ベイス) 無料
STORES(ストアーズ) 無料
イージーマイショップ 無料
企業・本格ビジネス向け カラーミーショップ 3,834円1万0,223円
MakeShop(メイクショップ) 1万3,000円
ビズサイ 1万4,278円
ショップサーブ 2万6,400円
Shopify(ショッピファイ) US $29US $299

BASE(ベイス)

BASE(ベイス)

出典:BASE (ベイス) | ネットショップを無料で簡単に作成

BASE(ベイス)は、店舗数190万店舗(2022年12月時点)を誇る国内最大級のECサイト向けASPです。

アプリの登録者数も累計1,000万人と利用者の多さも特徴の一つのため、アプローチ次第では自社の店舗へ顧客を誘導しやすい条件がそろっています。

初期費用、月額費用は一切無料であり、販売時に手数料が商品代金の6.6%+40円が必要になるだけです。

BASEのシステムはECサイト初心者さんにも簡単に出品・更新できるようシンプルに設計されているため、HTML知識がまったくない方でもショップを運営することができます。

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BASEの特徴は、以下のコラム記事でくわしく解説しています。

BASEの評判を徹底検証!出店のメリット・デメリットを深堀り

STORES(ストアーズ)

STORES(ストアーズ)

出典:STORES(ストアーズ)はあなたのお商売を応援します | まずはご相談下さい | 自分でつくれる本格的なネットショップなら、STORES

STORES(ストアーズ)は、店舗数約80万店舗(2020年時点)を保有するECサイト向けASPです。

料金プランは初期費用、月額費用共に無料のフリープランと月額1,980円のスタンダードプランがあります。

各々のプランの違いは、売買契約が成立したときの販売手数料です。

完全無料のフリープランは販売手数料5%、スタンダードプランは3.6%となるため、安定して月間10万円以上の売上がある店舗は有料プランの方がお得になります。

STORESはしばしばBASEと比較されるほど出品、更新システムのシンプルさや料金体系がよく似ていますが、機能や決済方法の多さならSTORESに軍配が上がります。

イージーマイショップ

イージーマイショップ

出典:ネットショップ開業はイージーマイショップ | セット販売やオーダーメイド商品に強いネットショップ構築

イージーマイショップとは、その名のとおり「easyイージー=簡単」にネットショップが構築できるECサイト向けASPです。

料金プランは初期費用、月額費用共に無料のプランもありますが、無料プランは0.1G(画像25枚分)しか容量が使えないため、ビジネスとしてECサイトを開設する方向きではありません。

イージーマイショップの有料プランは3つあり、もっとも費用を抑えてECサイトを構築するなら初期費用3,000円+月額費用2,700円=合計5,700円のスタンダードプランがおすすめです。

セット販売や定期販売、頒布会販売などさまざまな販売形態に対応できる機能がそなわっているため、低コストで本格的なECサイト運営が可能となります。

カラーミーショップ

カラーミーショップ

出典:ネットショップ作成サービス カラーミーショップ

カラーミーショップとは、GMOペパボが運営する月額制ECサイト作成サービス導入店舗数国内最大級のECサイト向けASPです。

料金プランは3パターンで、初期費用は全プラン共通3,000円です。

最安値プランは月額費用1,000円~合計6,000円(3か月プラン)で構築できるプランがありますが、容量が200M、フリーページも10ページしか使えないため、ビジネス向きとしてはほぼ使えません。

本格的にECサイトを運営したい方は月額費用3,000円(3か月プラン)、構築費用合計12,000円のレギュラープランがおすすめです。

カラーミーショップで使える機能は多岐にわたっており、物品だけでなく音楽、アプリなどデジタルコンテンツも販売できます。

MakeShop(メイクショップ)

MakeShop

出典:ネットショップ・ECサイトなら構築・集客に強いMakeShopで!

MakeShop(メイクショップ)はGMOが運営する流通総額業界No.1のECサイト向けASPです。

最安値プランは初期費用1円+月額費用1円=合計2円のプレミアショッププランです。

ECサイトで月商500万以上を目指される方には商品点数5万点まで出品できる初期費用10万円+月額費用5円=構築費用合計15円の高機能プランがおすすめです。

MakeShop(メイクショップ)は機能数も業界NO.1を保有しており、オプションでBtoBなど新たな販路拡大ツールとしても活用できます。

ビズサイ

ビズサイ

ビズサイは、SEOを専門とするWebコンサルティング企業の株式会社アクセスジャパンが提供するECサイト向けASPです。

ビズサイで手掛けるWebサイトはWordPressで構築されており、SEOに強いECサイトが持てます。

ECプランは月額費用1万4,278円(税込)で、初期費用は無料です。
また、ブログ機能を付けたECサイトの構築も可能で、こちらは月額費用1万6,478円(税込)になります。

通常の他社ASPサービスでは自社ECサイトの集客を別途行わなくてはなりませんが、ビズサイではブログとECサイトが一体化しているため、外部ツールを使うことなく集客が可能です。

>>ECプランの詳細を見る

ショップサーブ

ショップサーブ

出典:ECサイト構築なら【ショップサーブ】

ショップサーブは創業16年、国内最大級の流通総額を動かすECサイト向けASPサービスです。

ショップサーブはサービス開始と同時に「価格.com」など30以上のショッピングモールに無料出店できるため、集客力への不安が削減されます。

また、ネット通販を知り尽くしたプロの専任担当者がショップ運営で売上を上げるためのノウハウを提供してくれるのもショップサーブの大きな特徴の一つです。

最安値は初期費用1万5,000+月額費用1万1,400円=合計2万6,400円で構築できる「パブリックプラン」がありますが、このプランでは500商品しか登録できません。

本格的にECサイトビジネスを展開するには3000商品まで登録できる初期費用1万1,000円+月額費用1万6,500円=合計2万7,500円のベーシックプランを選択するのがベストです。

Shopify(ショッピファイ)

shopify(ショッピファイ)

出典:Shopifyでネットショップを作ろう | ECサイト構築を無料体験

Shopify(ショッピファイ)は世界175か国で100万店舗を誇る世界トップシェアを誇るECサイト向けASPです。

国内ECサイト向けASPサービスによくある難点の一つに、デフォルトで搭載されているテンプレートデザインの低さが挙げられます。

Shopify(ショッピファイ)は欧米企業ならではの特性をいかし、世界的有名webデザイナーのハイセンスなテンプレートを低コストで使うことができます。

料金プランは3つあり、初期費用はいずれも無料。

最安値は月額費用US$29のプランですが、Shopify(ショッピファイ)はどのプランも商品出品数無制限のため、初期段階はこの最安値プランでもほとんど不便はありません。

越境ECを検討されている事業者の方は多言語対応機能付きのUS$79のプランがおすすめです。

補助金・助成金でECサイトの初期費用を抑えることも可能

ECサイトの開設時に補助金・助成金を利用することで、初期費用を抑えることができます。

ECサイト開設で受けられる主な補助金・助成金は以下になります。

  • IT導入補助金
  • 働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)

上記以外にもECサイト運営で受けられる補助金・助成金もあります。

  • 小規模事業者持続化補助金
  • ものづくり補助金

ECサイト開設や運営で受けられる補助金・助成金は、それぞれ条件や受けられる費用、スケジュールなどが異なるので注意が必要です。

関連記事

ECサイト開設や運営で受けられる補助金・助成金についてくわしくは、以下のコラム記事をご覧ください。

ECサイトの開設・運営には補助金・助成金を活用!絶対に知るべき裏技も公開

まとめ

今回はECサイトの構築費用について、費用相場と共に予算を安く抑えたい方向けのサービスについてもご紹介させていただきました。

まとめますと、ECサイトの主な構築方法は次の5つがあり、それぞれに応じた費用相場は以下のようになります。

  • モール型:無料~30万円
  • ASP型:無料~30万円
  • オープンソース型:無料~¥100万円
  • パッケージ型:100万円~500万円
  • フルスクラッチ型:500万円~

ECサイト構築に際し、費用に含めておくべきポイントは次の5つです。

  • 商品登録作業・更新
  • 決済機能の種類
  • 在庫・物流システム連動機能
  • 集客機能
  • リニューアル年数

一方、予算をなるべく安く抑えてECサイトを構築されたい方にはASP型サービスの利用がおすすめです。

低コストでECサイトを構築できると評判のECサイト向けASPサービスは以下の8社です。

  • BASE(ベイス)
  • STORES(ストアーズ)
  • イージーマイショップ
  • カラーミーショップ
  • Make shop(メイクショップ)
  • ビズサイ
  • ショップサーブ
  • shopify(ショッピファイ)

ECサイトの構築費用は予算、企業規模によってさまざまです。

自社の業態、ECサイトで目指す売り上げをよく試算し、自社のニーズに合った構築方法を検討しましょう。

ECサイト・ネットショップに関する記事

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