ホームページとは【初心者でも5分で理解できます】
ホームページはパソコンやスマートフォンであたり前に見るような時代ですが、あなたは『ホームページとは何か』と聞かれて答えることはできますか?
ホームページの定義は、あいまいでわかりにくいものです。
ホームページに関して下記のようなお悩みはないでしょうか?
『ホームページとWebサイトの違いはなに?』
『ホームページにはどんな種類があるか』
『そもそもホームページとは、なぜ必要なのか』
今回のコラム記事では、これからホームページを開設しようか迷っている企業のご担当者様向けに、ホームページの定義や仕組み、ホームページの必要性について解説します。
ホームページとは3つの意味を持つ用語
ホームページには、下記3つの意味があります。
- ブラウザ起動時に最初に表示されるページ
- Webサイトのトップページ
- Webページ・Webサイトの総称
ホームページの元々の意味は「ブラウザを起動時に最初に表示されるページ」でしたが、今では「Webページ(ウェブページ)・Webサイト(ウェブサイト)の総称」として使われることが多くなりました。
ホームページには、3つの意味があるため混乱しやすいといえるでしょう。
ホームページの定義
ASCII.jpデジタル用語辞典によると、ホームページの定義は下記のとおりです。
Webサイトの入り口となるトップページのこと。HPと表記する場合もある。Webページ、Webサイトと同義で扱われることもある。ただし、本来のホームページは、Webブラウザを起動したときに最初に表示されるように設定しているWebページのこと。
冒頭で紹介した3つの意味がホームページの定義に含まれています。
さらに掘り下げてみましょう。
【ホームページの意味①】ブラウザで最初に表示されるページ
ホームページとは「ブラウザを起動した際に最初に表示されるページ」です。
ブラウザとは、私たちがよく使う「Google Chrome」や「Safari」のことです。
私たちが見ているインタネット上のページは、マークアップ言語というパソコンのみが理解できる言葉で構築されています。
しかし、Google ChromeやSafariなどを通してページを見ると、ブラウザが人間のわかる言語に翻訳してくれます。
Google Chromeを立ち上げると、起動時に検索ページが最初に表示されます。
これをホームページと呼んだのが始まりです。
【ホームページの意味②】Webサイトのトップページ
次第にホームページの意味は変わり、ホームページはWebサイトのトップページを意味する用語となりました。
Webサイトに訪問する際に下記のようなメニューを見ることはないでしょうか。
この「ホーム」をクリックした時に表示されるページがホームページの意味の2つ目となります。
【ホームページの意味③】Webページ・Webサイトの総称
さらにホームページの意味は変化して、ホームページは「Webページ」や「Webサイト」の総称になりました。
現在では、この3つ目の意味が主流になっています。
なので、今あなたが読んでいるこの記事もホームページということになります。
多くの人の認識が「Webサイト=ホームページ」となっているので、どちらの用語を使っても間違いではありません。
Webサイト・Webページ・ブログの違い
ホームページとは何かを理解できたら、次はWebサイト・Webページ・ブログの違いについて理解しましょう。
簡単に特徴をまとめましたので参考にしてください。
種類 | 特徴 |
---|---|
Webサイト | Webページが集まってできたもの、ホームページと同じ意味 |
Webページ | 1つひとつのページ、この記事もWebページ |
ブログ | 時系列ごとに情報を投稿していくサイト |
- Webサイト
-
Webサイトは、英語で書くと「website」Web上の敷地という意味です。
Webサイトは1つひとつのWebページが集まってできたもので、先ほど紹介したホームページと同じ意味です。
- Webページ
-
Webページは、ホームページの中にあるページのことです。
この記事もWebページですし、弊社ホームページにある「企業情報」「お問合せ」「よくある質問」これもすべてWebページです。
- ブログ
-
ブログは新しい情報を投稿する機能です。
広い意味でホームページの1つの種類で、ホームページの機能を指します。
たとえば、顧客に対して最新の情報を提供や、コラム記事を投稿するのがブログ機能です。
ホームページと比べて簡単に更新ができるので、頻繁に更新する必要があるものに関して適している機能です。
ホームページの仕組みとは
続いて、ホームページがどのように見られているか、仕組みについて紹介します。
WWWとは
アドレス(URL)で見かける「WWW」の意味から理解しましょう。
「WWW」はワールドワイドウェブの略で、インターネット上で世界中のコンピューターのテキストを共有できるサービスです。
テキストでは「文章」「画像」「動画」を結び付けることができます。
上記図のように世界中でテキスト同士つながっているさまが、蜘蛛の巣に見えることから「Web=蜘蛛の巣」とも呼ばれています。
「WWW」は無数のテキストのまとまりで構築されており、この各テキストのまとまりがWebサイト(ホームページ)になります。
私達が色々なホームページを閲覧できるのは、この「WWW」のシステムを利用しているからです。
データをやり取りするための世界共通のルールHTTP
全世界で問題なくホームページを表示させるため『統一のルールを作りましょう』となりました。
そのルールがHTTP (Hyper Text Transfer Protocol)です。
ホームページを閲覧するときに「http://」は最初にかならず付けるものと、認識している方も多いと思います。
ホームページのデータはサーバー上に保管されており、ホームページを閲覧するときには、ブラウザを利用してデータを取りに行きます。
このときに、サーバーやブラウザごとに独自ルールをつくっていたら、環境によってホームページが表示できない問題が発生してしまうため「HTTP」という「世界共通の通信ルール」を作りました。
ホームページを作るための言語HTML
また「HTTP」と言った通信のルールだけではなく、世界中の人がホームページを作るための言語も開発され、それがHTML(Hyper Text Markup Language)です。
HTMLは、ホームページの土台を作るための言語です。
HTMLには「ここはタイトル」「ここは見出し」といったようにホームページのどこに何を配置するかをコンピューターに伝える役割があります。
普段、私たちが普段見ているホームページのほとんどが、HTMLで作られています。
ドメインは正式な名前
続いてドメインについて理解しましょう。
ホームページで使われるドメインは、簡単にいうとインターネット上での名前です。
インターネット上のホームページが、それぞれのURLを持っていますが、このURLの中にドメインが含まれています。
たとえば、弊社のホームページのURLであれば「https://www.webdeki.com/」の中の「webdeki.com」がドメイン名ということになります。
ドメインは他のホームページとは、絶対に被らない名前という役割を持っていて、1つのホームページにつきかならず1つ割り当てられると覚えておきましょう。
サーバーは情報を提供するコンピューター
続いて、サーバーについて理解しましょう。
サーバーとは情報を提供するコンピューターのことです。
たとえば、あなたが今お使いのパソコンも、他のパソコンに情報提供するために利用すれば、サーバーとなります。
サーバーにはいくつかの種類があるので、よく使用される代表的なサーバーを紹介します。
【サーバーの種類①】Webサーバー
1つ目は、Webサーバーです。
Webサーバーとは、ホームページに使用するHTMLファイルなどを収めているサーバーです。
Webサーバーは、格納されたホームページの情報を私達が要求した時に取り出して送ることができるため、ホームページを公開するには必須です。
【サーバーの種類②】DNSサーバー
2つ目はDNSサーバーです。
DNSサーバーとは、IPアドレスとドメインを結びつけるためのサーバーです。
IPアドレスは、インターネット上の住所のようなもので、IPアドレスを分かりやすく置き換えたものがURLとなります。
Yahoo! JAPANを例にしてみましょう。
検索窓でYahoo!のIPアドレス「182.22.59.229」を入力するとYahoo!のホームページが開きます。
出典:Yahoo! JAPAN
「https://www.yahoo.co.jp/」で検索を掛けた時と同じホームページが表示されます。
DNSサーバーでは「182.22.59.229」と「https://www.yahoo.co.jp/」を結び付けてくれています。
これがDNSサーバーの役割です。
DNSサーバーはなぜ必要?
IPアドレスだけでホームページが表示できるのであれば『DNSサーバーは必要ないのでは?』と思った方もいるかもしれません。
DNSサーバーを使う目的は、普通のコンピューターはIPアドレスしか理解できず、人間はIPアドレスがピンとこないためです。
たとえば、あなたがコンピューターに対してドメイン名を聞いても、コンピューターはIPアドレスしか理解できません。
そこで、コンピューターは、IPアドレスを調べるために問い合わせをします。
その問合せ先が「DNSサーバー」になります。
ホームページが表示される仕組みとは
ここまで理解できれば「ホームページとは何か」「どうやって表示されているか」がわかるようになります。
ホームページが表示される仕組みの流れについて見ていきましょう。
- 検索画面でドメインを入力
- DNSサーバーが「ドメイン」を「IPアドレス」に変換
- 取得した「IPアドレス」で「Webサーバー」へアクセス
- 「Webサーバー」がWebページを返答
私達がホームページを見る際は、上記の流れが一瞬で行われています。
ホームページは6種類に分かれる
「ホームページとは」と一口にいってもいくつかの種類があります。
ホームページごとに役割も違ってくるため、これから開設を検討している方は、自社の目的に合ったものを選ぶ必要があります。
代表的な6つのホームページについて紹介します。
- コーポレートサイト
- サービスサイト
- ECサイト
- LP(ランディングページ)
- オウンドメディア
- リクルートサイト
【ホームページの種類①】コーポレートサイト
ホームページの種類1つ目は、コーポレートサイトです。
コーポレートサイトとは、企業を紹介する目的のホームページとなり、会社の顔となる重要な役割があります。
コーポレートサイトに掲載する具体的なコンテンツは、下記のとおりです。
- 起業の情報
- 本社や支社の所在地
- 企業の沿革や歴史
- アクセス
- 役員情報
- 採用ページ
コーポレートサイトは、会社の名刺のようなホームページといえます。
【ホームページの種類②】サービスサイト
ホームページの種類2つ目は、サービスサイトです。
サービスサイトとは、企業の商品・サービスの紹介し「購買・申し込み」につなげる目的があります。
サービスサイトに掲載する具体的なコンテンツは、下記のとおりです。
- 商品紹介
- 商品のメリット
- 商品価格表
- 取引の流れ
- 口コミ
- 資料請求フォーム
サービスサイトでは顧客が「知りたいこと」について情報提供するコンテンツを作成することで目的達成させます。
【ホームページの種類③】ECサイト
ホームページの種類3つ目は、ECサイトです。
ECサイトは「Electronic Commerce」の略で「電子商取引」という意味があります。
「自社商品の販売」を目的としています。
サービスサイトと似ていますが、違いはその場で購入が可能なことです。
ECサイトでは、お問い合わせ獲得よりも「その場での購入」を重視しています。
ECサイトに掲載する具体的なコンテンツは、下記のとおりです。
- 商品ページ
- 決済方法
- 会員登録
- 口コミ
- ポイント機能
【ホームページの種類④】LP(ランディングページ)
ホームページの種類4つ目は、LP(ランディングページ)です。
LP(ランディングページ)は、1ページで構成されており、ランディングには「着地」という意味があり、クッションページとも呼ばれます。
LPは、主にWeb広告から集客した顧客の着地点となり「商品の購買・申し込み」を目的としています。
LPに掲載する具体的なコンテンツは、下記のとおりです。
- 商品紹介
- 商品のメリット
- 口コミ
- 購入方法
LPは情報を1ページに情報をまとめなくてはいけないため、商品やターゲットを絞る必要があります。
そのためキャンペーン時にLPがよく活用されます。
【ホームページの種類⑤】オウンドメディア
ホームページの種類5つ目は、オウンドメディアです。
オウンドメディアとは、コーポレートサイトでは伝えきれない新しい情報やノウハウを伝える役割があり、オウンドメディアの目的は「自社商品の商品・サービス認知」や「認知から購入まで導線確保」です。
オウンドメディアに掲載する具体的なコンテンツは、下記のとおりです。
- お役立ちコンテンツ
- ノウハウ記事
- お悩み解決コラム
オウンドメディアでは、顧客にとって有益な情報を伝えます。
有益や情報を掲載したホームページは、検索エンジンからの評価も高くなり、上位に表示されやすくなるメリットもあります。
自社商品と関連づけたコンテンツを作成し、ファンを増やし最終的に「商品・サービスの購入」を目指すのがオウンドメディアです。
【ホームページの種類⑥】リクルートサイト
ホームページの種類6つ目は、リクルートサイトです。
リクルートサイトとは、企業が求職者を募集する際に立ち上げるホームページで、自社の魅力を伝え、応募を促すことを目的としています。
リクルートサイトに掲載するコンテンツは、下記のとおりです。
- 自社の紹介
- 応募要項
- 待遇面
- 社員インタビュー
リクルートサイトは、他のホームページと比べてコンテンツの設計が非常に難しいホームページです。
求職者申し込みは、商品購入とは違い非常に慎重になるためです。
そのためリクルートサイトでは、求職者が求めるコンテンツを余すことなく伝える必要があります。
企業にとってなぜホームページが必要なのか?
最後にホームページの必要性について考えてみましょう。
総務省の通信利用動向調査報告書によると、自社のホームページを開設している中小企業の割合は89.7%となっています。
約1割の中小企業がホームページを開設していないということになります。
ホームページを開設していない経営者の方が口を揃えていうのが『ホームページの必要性を感じない』という意見です。
本当に企業にとって「ホームページとは必要のないものなのか」必要性について見ていきましょう。
【ホームページの必要性①】企業の名刺になる
ホームページは企業の名刺になるため、企業にとっては必須といえます。
顧客が自社のことが気になって検索をかけてもホームページが見つからなかった場合、顧客は不安に思うでしょう。
逆に、ホームページに会社の詳しい情報があれば安心するでしょう。
ホームページは、検索をかけて訪問してくれた顧客に渡す名刺だと思ってください。
ホームページがない企業は「名刺を持たずに営業しているサラリーマン」と同じことをしているということになります。
【ホームページの必要性②】競合他社と戦うため
企業にホームページがないと顧客に見つけてもらえず、競合他社に負けてしまう可能性があります。
たとえば、自宅のリフォームを検討している場合、ほとんどの顧客はインターネットで「自分の住んでいる地域 リフォーム会社」と検索するでしょう。
その中から、情報を集めて気になったリフォーム会社に問い合わせをするのが、顧客の購買プロセスです。
自社にホームページがないと、そもそも競合と戦う土俵にも立てないためホームページは企業にとって必須といえるでしょう。
【ホームページの必要性③】問い合わせの窓口になる
ホームページは企業にとって問合せの窓口にもなります。
ホームページがなくてもネット上の電話帳に電話番号が載っていれば、顧客からお問合せがもらえるかも知れません。
しかし、公式のホームページの情報ではないので、顧客が電話をかけたくてもためらうかもしれません。
ホームページがあれば、お問合せフォームも設置できて24時間対応ができ、顧客に対して安心感を与えられます。
【ホームページの必要性④】人材の獲得のため
ホームページがないと人材の獲得も難しくなります。
企業を大きくする上では、人材の獲得が必要なため、経営者でハローワークのサービスを利用することも多いのではないでしょうか。
しかし、ホームページがないとハローワークに求人募集して、興味を持ってくれた人がいても、ホームページがないという理由で応募をためらうかもしれません。
現代では、買い物だけでなく就職先もインターネットで検索するのがあたり前になっています。
ホームページがなく、情報が少ないというだけで『ブラック企業だったらどうしよう』と応募をためらってしまう時代です。
人材を確保したい企業は、ホームページの開設をおすすめします。
まとめ
「ホームページとは」について紹介しました。
今回のポイントは下記のとおりです。
- ホームページには3つの意味がある「最初に表示されるページ」「Webサイトのトップページ」「Webページ、Webサイトの総称」
- 「Webサイト=ホームページ」の認識でOK
- 「WWW」のシステムがあるおかげで、ホームページが閲覧できる
- ホームページの種類は6種類「コーポレートサイト」「サービスサイト」「ECサイト」「LP」「オウンドメディア」「リクルートサイト」
- ホームページが必要な理由は4つ「企業の名刺になる」「顧客に見つけもらうため」「問い合わせの窓口になる」「人材の獲得のため」
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