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世界の検索エンジン一覧まとめ【2022年最新版】

  
世界の検索エンジン一覧

世界的に検索エンジンは「Google」や「Bing」などが有名です。

しかし世界には、あまり認知されていない検索エンジンも多くあります。

『世界一使われてる検索エンジンは?』
『日本製の検索エンジンを一覧で見たい』
『海外製の検索エンジンを一覧で見たい』

以上のようなことを知りたい方に向けて、今回のコラム記事では「全世界で利用者が多い検索エンジン一覧」「検索エンジン一覧【日本製】」「検索エンジン一覧【海外製】」について、まとめています。

ぜひ世界の検索エンジンを知り、市場を広げてみてはいかがでしょうか。

世界で利用者が多い検索エンジン一覧

世界全体で利用者が多い検索エンジンは「Google(グーグル)」「Bing(ビング)」「Yahoo!(ヤフー)」などです。

この3つの検索エンジンの中でGoogleが日本を含む多くの国でシェア率1位を獲得し、つづいてBingやYahoo!が2位と3位を獲得しています。

しかし、中国とロシアでは「Baidu(バイドゥ)」や「YANDEX(ヤンデックス)」など、検索エンジンのシェアが高い状況です。

特に中国では、世界で最も高いシェア率を獲得しているGoogleよりもBaiduのシェア率の方が高く、自国の検索エンジンを利用する傾向があります。

それでは、全世界で利用者が多い3つの検索エンジンについてくわしく見ていきましょう。

Google

Google

出典:Google

Googleは、全世界で約90%台のシェア率を獲得している検索エンジンです。

日本でのシェア率(モバイル)は70%台と国内では第1位です。

1998年にアメリカのカリフォルニアでGoogleが設立して以来、検索エンジンの最適化に注力しています。

1998年にアメリカのカリフォルニア州で設立されたGoogleは、いわずと知れたインターネット関連サービスに特化した世界を代表する企業です。

Googleは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」を使命としています。

Googleが検索エンジンに注力するまでは、多くの企業がエンジン開発に注力し、既存の検索エンジンが多数ある状態でした。

当時は検索エンジンごとに検索結果が大きくことなるため、ユーザーは複数の検索エンジンを使い分けていました。

そのような中、Googleの共同創設者であるラリー・ページとセルゲイ・ブリンが発案した「PageRank(ページランク)」により、ユーザーが期待する通りの検索結果が表示しやすくなりました。

また、インターネットが趣味や情報交換の利用から実用的・実務的な情報伝達へと変化した社会情勢が、さらにGoogle(検索エンジン)のシェア拡大につながったのです。

Google(検索エンジン)は、ユーザーと社会的ニーズにマッチしたサービスを提供できたことで、今日の検索エンジンのシェア率を獲得しています。

Yahoo!

Yahoo!

出典:Yahoo!

Yahoo!は、世界的に3位のシェア率を獲得している検索エンジンです。

日本でのシェア率(モバイル)は20%台と高めで、国内では第2位です。

Yahoo!の検索エンジンは、2000年前半まで60%以上の高いシェア率を獲得していましたが、Googleのシェア拡大にともない現在のシェア率に至る状況です。

Yahoo!は、2010年にGoogle(検索エンジン)の検索連動型広告配信システムを採用をしました。

つまり、Yahoo!とGoogleの検索エンジンによる検索結果は同じです。

GoogleとYahoo!の検索エンジンは全世界で高いシェア率を獲得しています。

そのため、どこの国でもWeb市場を獲得するにはGoogleの検索エンジンを意識する必要があります。

Bing

Bing

出典:Bing

Bing(ビング)は、世界的に2位のシェア率を獲得している検索エンジンです。

日本でのシェア率(モバイル)は2%台で国内では第3位です。

BingはMicrosoft社が2009年に開発・サービスを開始し「利用者の意思を決定する次世代の検索エンジン」と評しています。

Bingは独自の検索アルゴリズムを採用しているので、Googleなど検索エンジンの検索結果のランキング表示がことなります。

Bingの検索結果で上位表示を目指すためには、検索エンジン(Bing)の仕組みを理解した専用のSEO対策が必要です。

現在の検索エンジンではGoogleが一強ですが、BingのSEO対策をするにもメリットがあります。

それは、Windowsユーザーの割合とユーザーの年齢層の関係です。

パソコンにおけるWindowsユーザーの割合は世界的に約9割、日本国内で約8割を占めています。

Windows10からブラウザの「Microsoft Edge(マイクロソフト・エッジ)」が標準搭載されていて、Edgeの検索エンジンの初期設定がBingです。

高年層や検索エンジンにこだわりがない人は、そのままEdgeを使用する可能性が高く、つまりBingを使用し続ける可能性があります。

さらに、Edgeは年齢層が上がるにつれて利用率が高くなっている傾向があります。

つまり、Edgeの使用率が高い高年層からアクセスを獲得したい場合には、Bingを意識しなければいけません。

また、海外のYahoo!は、GoogleではなくBingの検索エンジンを採用している場合もあるので、対策を侮るわけにはいきません。

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下記のコラム記事では、検索エンジンのランキングとシェア率を国別に紹介しています(最新版です)。

検索エンジンのランキングとシェア率【日本・世界】

日本製の検索エンジン一覧

日本製の検索エンジンは1990年代から2000年代まで多く存在していました。

たとえば、千里眼、ODIN、TITAN、goo、livedoor、OCNなどの検索エンジンがあります。

しかし、Googleによる検索エンジンがシェアを拡大し、現在では廃止またはGoogleやその他の検索エンジンを採用して運営を継続しています。

その後は、日本製の検索エンジンの開発のための国家プロジェクトが何度も発足されましたが、ほとんどが中断している状況です。

そんな中で世界的、または国内的にもシェア率の高いYahoo!の検索エンジン(Yahoo! JAPN)は、唯一の日本製検索エンジンと呼べるのではないでしょうか。

Yahoo! JAPAN

Yahoo! JAPAN

出典:Yahoo! JAPAN

Yahoo! JAPANは、1996年4月に日本初の商用検索サイトとしてサービスが開始された検索エンジンです。

1996年にアメリカのYahoo!とソフトバンク(現在:ソフトバンクグループ)が合弁したことによって、ヤフー株式会社が設立され、同年に日本向けの検索サイトとしてYahoo! JAPANのサービスが開始されました。

Yahoo! JAPANは、2000年代前半までは日本国内で高いシェア率を獲得している状況でしたが、Googleの検索エンジンの登場により徐々にシェア率を失います。

Googleが採用している「ロボット型」の検索エンジンが主流になると、アメリカのYahoo!は研究に注力し、2004年に独自検索エンジンのYST(Yahoo! Search Technology)をリリースしました。

YSTは2004年から提供され、Yahoo! JAPANなど多くの検索エンジンがYSTを採用しましたが、2010年に検索エンジンの独自開発から撤退をしました。

その後、2010年からYahoo! JAPANはGoogleの検索エンジンと同じ検索連動型広告配信システムを採用しています。

Googleを採用して以降、Yahoo! JAPANの検索結果に独自のサービスを追加表示していますが、事実上Googleとほぼ同じ検索結果です。

日本ではYahoo! JAPNが一強の時代であったため、引き続きYahoo! JAPNのサービスを利用している層に人気があり、現在でも20%台のシェア率を獲得しています。

海外製の検索エンジン一覧

検索エンジンといえば、GoogleやYahoo!、Bingというイメージがある人が多いでしょう。

しかし、検索エンジンは各国の企業により開発され、それぞれの国で利用されています。

そこで今回はGoogleやBing以外で、あまり知られていない海外製の検索エンジンについてまとめています。

Baidu|中国

Baidu

出典:Baidu

Baidu(バイドゥ:百度)は、中国で最もシェア率を獲得している検索エンジンです。

Baiduは、中国の百度公司(Baidu, Inc.)が運営する検索エンジンで、中国市場を獲得するのであれば必ず意識しなければしけません。

中国ではインターネット上での検問があるため、掲載内容が厳しく制限されるので注意が必要です。

Ask.com.com|アメリカ

Ask.com

出典:Ask.com

Ask.com(アスクドットコム)は、アメリカで開発された検索エンジンです。

検索エンジン自体の開発は2010年に終了していますが、現在でもアメリカを中心に利用されています。

世界的にも一定のシェア率がある検索エンジンです。

DuckDuckGo|アメリカ

DuckDuckGo

出典:DuckDuckGo

DuckDuckGo(ダックダックゴー)は、アメリカで開発された検索エンジンです。

利用者のプライバシー保護に特化した検索エンジンなので、近年の社会情勢とマッチし徐々にシェア率を拡大しています。

世界的にも、日本国内でも一定のシェア率がある人気の検索エンジンなので、チェックするといいでしょう。

Ecosia|ドイツ

Ecosia

出典:Ecosia

Ecosia(エコシア)は、ドイツで開発された検索エンジンです。

Ecosiaは、得た広告費収入の80%を世界中の自然保護団体に寄付しています。

検索エンジンとエコの連携がヨーロッパを中心に理解され、シェア率を拡大している状況です。

Yandex|ロシア

Yandex

出典:Yandex

Yandex(ヤンデックス)は、ロシアで開発された検索エンジンです。

ロシアのYandex社で運営されており、ロシアにおいて約50%のシェア率を獲得しています。

ロシアでは、Googleのシェア率が低くてYANDEXのシェア率が高いため、ロシア市場を獲得するためにはYANDEXを意識したメディア作成が必要です。

NAVER|韓国

NAVER

出典:NAVER

NAVER(ネイバー)は、韓国で開発された検索エンジンです。

韓国国内では約20%のシェア率を獲得しています。

Yahoo! Japanのように、Q&Aやショッピングなど独自サービスが検索結果に表示されるため、Googleがシェアを拡大する以前からのユーザーのシェア率が高いのが特徴です。

韓国市場を狙うためには、NAVERを意識する必要があります。

Coccoc|ベトナム

Coccoc

出典:Coccoc

Coccoc(コック・コック)は、ベトナムで開発された検索エンジンです。

ベトナム国内では「Cốc Cốc」と表記されています。

ベトナムのCốc Cốc社が運営しており、ベトナム国内で約4%のシェア率を獲得しています。

人口の増加やインターネットユーザーの増加により、今後はさらにシェア拡大が期待されている検索エンジンです。

Wolfram Alpha|イギリス

Wolfram

出典:Wolfram

Alpha Wolfram Alpha(ウルフラム・アルファ)は、イギリスで開発された検索エンジンです。

イギリスの論理物理学者により作成された検索エンジンで、数字に関連した質問の問いを回答するという独特なシステムが挿入されています。

Startpage|オランダ

Startpage

出典:Startpage

Startpage(スタートページ)は、オランダで開発された検索エンジンです。

「世界で最もプライベートな検索エンジン」をキャッチフレーズにしています。

検索結果を追跡しない、また履歴が残らないというプライバシーを重視する若年層からの支持を獲得し、シェア率が拡大している状況です。

Qwant|フランス

Qwant

出典:Qwant

Qwant(クワント)は、フランスで開発された検索エンジンです。

フランス政府は、プライバシーの観点からQwantの利用を推奨しています。

ヨーロッパを中心にシェア率を獲得している検索エンジンです。

Qwantは日本でサポート外のため、使用することができません。

WebCrawler|アメリカ

WebCrawler

出典:WebCrawler

WebCrawler(ウェブクローラ)は、アメリカで開発された検索エンジンです。

GoogleやBingなどの検索エンジンの検索結果を混合して表示するのが特徴です。

検索上位に表示される広告枠がはっきりとしているため、検索ユーザーにやさしい検索エンジンです。

Dogpile|アメリカ

Dogpile

出典:Dogpile

Dogpile(ドックパイル)は、アメリカで開発された検索エンジンです。

さまざまな検索エンジンの検索結果を混合して表示することから、一部のユーザーから高いシェアを獲得しています。

AOL|アメリカ

AOL

出典:AOL

AOL(エーオーエル)は、アメリカで開発された検索エンジンです。

2000年代前半から急成長し、Googleと同様にシェアを拡大する検索エンジンであると期待されていました。

検索結果に広告枠が表示されないことはAOLの特徴です。

MetaCrawler|アメリカ

MetaCrawler

出典:MetaCrawler

MetaCrawler(メタクローラ)は、アメリカで開発された検索エンジンです。

GoogleやBingなど、アメリカ生まれの検索エンジンを統合したメタ検索エンジンとして認知されていました。

しかし、2017年に独自の検索エンジンをリリースし、MetaCrawlerの動きが注目を集めている状況です。

LYCOS|アメリカ

LYCOS

出典:LYCOS

LYCOS(ライコス)は、アメリカで開発された検索エンジンです。

LYCOSは1994年に登場し、さまざまな国でシェアを獲得していました。

現在では当時のシェアを大きく失っており、検索結果が表示されない国もある状態です。

Maktoob|アラブ首長国連邦

Maktoob

出典:Maktoob

Maktoobは、アラブ首長国連邦で開発された検索エンジンです。

2009年にYahoo!に買収され、現在もアラビア語圏内で高いシェア率を獲得しています。

Pipilika|バングラデシュ

Pipilika

出典:Pipilika

Pipilika(ピピリカ)は、バングラデシュで開発された初めての検索エンジンです。

ベンガル語圏内で高いシェア率を獲得しています。

Seznam|チェコ共和国

Seznam

出典:Seznam

Seznam(セズナム)は、チェコ共和国で開発された検索エンジンです。

チェコ共和国国内で約15%のシェア率を獲得しています。

Googleがシェアを拡大するまで高いシェア率を獲得していました。

Fireball|ドイツ

Firebal

出典:Firebal

Firebal(ファイアボール)は、ドイツで開発された検索エンジンです。

1996年に登場した検索エンジンで、ドイツ国内で高いシェア率を獲得していました。

Googleのシェア拡大により低迷しましたが、2016年に企業が独立をおこない再スタートすると注目を集めている検索エンジンです。

WEB.DE|ドイツ

WEB.DE

出典:WEB.DE

WEB.DE(ウェブドットディーイー)は、ドイツで開発された検索エンジンです。

ドイツ国内では「WEB.DE」というポータルサイトとして、知名度がある大人気の検索エンジンです。

Leit.is|アイスランド

Leit.is

出典:Leit.is

Leit.isは、アイスランドで開発された検索エンジンです。

1999年にサービスが開始され、アイスランド語と英語圏内で高いシェア率を獲得しています。

Rediff|インド

Rediff

出典:Rediff

Rediff(レディフ)は、インドで開発された検索エンジンです。

1996年に登場した検索エンジンで、着実に規模を拡大しています。

人口が約14億人のインドで一定のシェア率を獲得しているため、今後の動きに注目している人も多い検索エンジンです。

Walla!|イスラエル

Walla!

出典:Walla!

Walla!(ワラ!)は、イスラエルで開発された検索エンジンです。

ヘブライ語圏内で高いシェア率を獲得しており、Googleの検索エンジンを採用しています。

Daum|韓国

Daum

出典:Daum

Daum(ダウム)は、韓国で開発された検索エンジンです。

韓国国内では、GoogleとNAVERに続き、第3位のシェア率を獲得しています。

「カカオトーク」という韓国の大人気アプリと連携するなど、韓国国内では注目を集めている検索エンジンです。

Egerin|スウェーデン

Egerin

出典:Egerin

Egerinは、スウェーデンで開発された検索エンジンです。

クルド語で利用できる検索エンジンが少ない中、クルド語で容易に検索できる検索エンジンとしてシェアを拡大しています。

また、Bingの検索エンジンを採用しています。

Rambler|ロシア

Rambler

出典:Rambler

Rambler(ランブレル)は、ロシアで開発された検索エンジンです。

現在ロシアでは、GoogleやYANDEXのシェア率が高い状態ですが、徐々にRamblerのシェアが拡大しています。

Najdi.si|スロベニア

Najdi.si

出典:Najdi.si

Najdi.siは、スロベニアで開発された検索エンジンです。

スロベニア国内をはじめ、スロベニア語圏内で高いシェア率を獲得しています。

Search.ch|スイス

Search.ch

出典:Search.ch

Search.chは、スイスで開発された検索エンジンです。

スイス公用語の1つ「ロマンシュ語」で利用できる検索エンジンが少ない中、ロマンシュ語で検索できるSearch.chは一定層の需要を獲得しています。

Ilse|オランダ

Ilse

出典:Ilse

Ilseは、オランダで開発された検索エンジンです。

オランダで初めて開発された検索エンジンで、オランダ語に特化した検索エンジンのため、一定層のシェア率があります。

Entireweb|スウェーデン

Entireweb

出典:Entireweb

Entireweb(エンタイアーウェブ)は、スウェーデンで開発された検索エンジンです。

スウェーデン語と英語での検索が可能なEntirewebは、一定層のシェア率を獲得しています。

まとめ

今回は、全世界で利用者が多い検索エンジン、日本製と海外製の検索エンジンについて解説をしました。

今回のコラム記事を以下にまとめます。

  • 世界ではGoogle・Bing・Yahoo!の検索エンジンを利用する人が多い
  • 中国やロシアは世界的に見るとGoogleのシェア率が低い
  • 日本はYahoo! JAPAN(検索エンジン)のシェア率が高い
  • 各国に特化した検索エンジンが開発されている
  • 特定の言語で検索可能な検索エンジンが開発されている

世の中には多くの検索エンジンが存在します。

この機会に検索エンジンに対する理解を深めていくのも良いでしょう。

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