WixのSEO対策10選【Wixでも上位表示は狙えます】
多くの企業が採用しているホームページ作成サービスのWix(ウィックス)ですが、SEOが弱いということで導入をためらっている企業も多いのではないでしょうか。
Wix導入を検討する上で、
『WixがSEOに弱いといわれる原因が知りたい』
『Wixで可能なSEO対策について知りたい』
『Wixで作成したホームページが検索エンジンに反映されない』
上記のような課題が生じるかと思います。
本コラム記事では、企業担当者様へ向けて「WixがSEOに弱いといわれる原因」「WixのSEO対策」「検索エンジンに反映させる方法」を紹介しています。
※今回のコラム記事で掲載している情報は記事公開日(2021年7月25日)時点になります
WixはSEOに弱いといわれる原因を3つ観点から解説
はじめに、WixはSEOに弱いと言われる原因について解説をします。
下記点を加味した上で、SEO対策を実施しましょう。
ドメイン
WixがSEOに弱いといわれる原因1つ目は、サブドメイン運用となるためです。
Wixでは、無料プランの場合にはサブドメイン運用、有料プランの場合には独自ドメイン運用となります。
「サブドメイン」だとWixのドメイン配下(○○.wixsite.com)で運用することになるので、SEOに良い影響も悪い影響も受けます。
そのため、SEOが弱いといわれていると予測ができます。
しかし、有料プランに加入をすれば、他に依存しない「独自ドメイン運用」が可能となるので、一からホームページを育てることができます。
有料プランに加入すれば、この点は改善できると思って良いでしょう。
サイト表示速度
WixがSEOに弱いといわれる原因2つ目は、サイト表示速度です。
サイト表示速度はSEOに大きな影響を与えるので、表示速度が遅いホームページはSEO的に不利になります。
Wixは以前まで、ホームページ全体を読み込んでから表示するシステムを導入していたため、表示速度が遅いといわれていました。
しかし、2019年以降からは、SSRによる読み込み時間高速化の見直しが行われているので、この点は解決しているといえます。
ブログ
WixがSEOに弱いといわれる原因3つ目は、ブログ機能です。
『Wixで上位表示を獲得しているブログを見かけない』や『Wixブログは必要最低限のSEO対策しかできない』という口コミを多くみかけますが、これは2016年までの話です。
2016年以降、WixはSEOに関する問題をほとんど改善しており、GoogleのJohn Mueller(ジョンミューラー)氏もWixはGoogleの検索結果でしっかり表示されると公言しています。
しかし、Wixのデメリットとして唯一上げられるのが、ブログ移行ができない点です。
WixからWordPressへの引越しをするとなっても、手動で1つずつ記事を移行させないといけないので、今まで積み上げてきたSEO対策が無駄になってしまうリスクはあります。
Wixですぐに実践できるSEO対策10選
Wixは決してSEOが弱いわけではなく、対策次第で検索の上位表示化が可能です。
そんなWixですぐに実践できるSEO対策10選を紹介します。
下記方法を実践して、上位表示を獲得しましょう。
- ページタイトル・ディスクリプション設定
- 適切なドメイン選択
- キーワード選定
- モバイルフレンドリーにする
- 代替テキスト(alt属性)と画像の最適化
- ブログで有益な情報を発信する
- Googleサーチコンソールと連携
- Googleアナリティクスと連携
- Wix SEO Wizを活用する
- Wixアプリを活用する
【SEO対策①】ページタイトル・ディスクリプション設定
WixのSEO対策1つ目は「ページタイトル」「ディスクリプション」設定です。
これらは、検索エンジン上に表示されるテキストとなるため、SEO対策の基本となります。
思わず目を引くようなページタイトルとWebページの説明文としてディスクリプションを記載しましょう。
出典:Wix
Wixでページタイトルとディスクリプションを設定する場合は「サイトメニュー」→「編集したいページ」→「・・・」→「SEO(Google)」の手順で設定します。
また、ページタイトルとディスクリプションの設定は、各Webページで重複しないように設定しましょう。
各Webページに同じテキストを使用してしまうと、Googleに重複コンテンツが含まれていると認識され、SEO評価を下げてしまう場合があるためです。
関連記事
SEO効果が発揮できるページタイトルの付け方については、以下のコラム記事をご覧ください。
・SEOに効果的なタイトルタグの付け方【クリック率が上がるコツ】
クリックされるようなディスクリプションの書き方については、以下のコラム記事で解説しています。
・メタディスクリプションの書き方【クリック誘導に効果的!】
【SEO対策②】適切なドメイン選択
WixのSEO対策2つ目は、適切なドメイン選択です。
ビジネス目的でホームページを運用する場合は、無料サブドメインではなく、有料プランに加入し「独自ドメイン」を取得しましょう。
ドメイン名を決めるときは、自社コンテンツに関連するドメイン名を取得することをおすすめします。
「自社ブランド名」「商品カテゴリ」等を含めたドメインにすると良いでしょう。
また、自社で狙っているキーワードがあれば、ドメイン名に含めることでSEO効果が期待できます。
【SEO対策③】キーワード選定
WixのSEO対策3つ目は、キーワード選定です。
自社コンテンツに含めるキーワードを事前調査し、ホームページコンテンツに反映させましょう。
キーワード選定では「ロングテールキーワード」に着目します。
ロングテールキーワードは「渋谷 カフェ オシャレ 徒歩5分」のような複数のキーワードを含んだものを指します。
ロングテールキーワードの検索ボリュームは少ないですが、自社にとって適切なユーザーを獲得することができます。
例えば「渋谷でエスプレッソがおいしいカフェ」を開業しているとしましょう。
仮に「渋谷 カフェ」「渋谷 オシャレ カフェ」というキーワードを狙う場合、検索ボリュームは多いですが、ターゲットが広くて競合も多いので上位表示が困難です。
また、流入できたとしてもニーズが広すぎるため、来店につながる可能性は低いでしょう。
しかし「渋谷 カフェ エスプレッソ」「渋谷 エスプレッソ 美味しい」というロングテールキーワードを狙えば、競合が少ないので上位表示が獲得しやすく、見込み客も絞り込むことができます。
各検索ボリュームに関しては「キーワードプランナー」を活用して確認しましょう。
関連記事
キーワード選定のやり方については、以下のコラム記事をご覧ください。
・初心者でも分かるキーワード選定のコツ!SEOに効果的なやり方を5つのステップで解説
キーワード探しにはツールを使うと便利です(詳しくは以下のコラム記事をご覧ください)。
・キーワードツール18選!キーワード選定の目的別に解説【無料・有料】
【SEO対策④】モバイルフレンドリーにする
WixのSEO対策4つ目は、ホームページのモバイルフレンドリーです。
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンからでもホームページが閲覧しやすいように最適化することです。
(Google)検索エンジンは、モバイル対応のホームページを基準に評価されるので、モバイルフレンドリーは必須といえます。
Wixで作成したホームページはモバイル用に自動最適化されますが、さらに自社でモバイルフレンドリーを強化することもできます。
出典:Wix
左上の「モバイルマーク」を選択するだけで「モバイルエディタ」が立ち上がるので、読みやすいレイアウトに編集します。
その他にも「ページ移動が少ない構成にする」「画像サイズをモバイル用に調整」「サイト内検索を導入する」等の対策が有効です。
【SEO対策⑤】代替テキスト(alt属性)と画像の最適化
WixのSEO対策5つ目は、代替テキスト(alt属性)と画像の最適化です。
代替テキストは、ホームページ内の画像にテキスト情報を与えることで、ホームページ内を巡回する「クローラー」に情報を読み取ってもらうことができます。
これにより、Googleの画像検索への表示が可能です。
出典:Wix
ホームページに掲載している画像を「右クリック」→「画像設定」から設定できます。
画像の最適化に関しては、Wixにアップロードする画像フォーマットを自社にて選定する必要があります。
画像ファイルには様々な拡張子があり、それぞれ用途がことなります。
下記内容を参考にして、最適な画像をWixにアップロードするようにしましょう。
▼スマホの場合は横にスクロールしてご覧ください
拡張子 | 詳細 |
---|---|
GIF | ロゴや簡易的なイラストに向いている、写真などには適さない |
PNG | フルカラーの写真に適しているが、ファイルサイズが多いので多用厳禁 |
JPEG | ファイルサイズも小さく、通常使用に適した形式 |
基本的に色数の少ないイラストなどでは「PNG」を活用し、色数の多い写真などでは「JPEG」を利用するようにしましょう。
【SEO対策⑥】ブログで有益な情報を発信する
WixのSEO対策6つ目は、ブログで有益な情報を発信することです。
有益な情報発信を続けることで、アクセス数を増やすことができます。
ここで間違えていけないのは「ユーザーが知りたがっている情報を提供する」ということです。
検索エンジンはユーザーの利便性を第一に考えており、ユーザーにとって有益な情報を上位表示する傾向があります。
例えば、自社で「ダイエットサプリ」を販売しているとしましょう。
ブログで自社商品の特徴ばかりを宣伝しているのは、有益な情報とはいえません。
ユーザーが知りたいことは「痩せる方法」で「ダイエットサプリ」についてではないためです。
しかし、ブログでさまざまなダイエット方法を紹介したあとに自社サプリも紹介するといった記事であれば、ニーズを満たすことができ、検索エンジンの上位表示化が狙えるでしょう。
【SEO対策⑦】Googleサーチコンソールと連携
WixのSEO対策7つ目は、Googleサーチコンソールとの連携です。
Googleサーチコンソールを活用すると「ユーザーが訪問する前のデータ」が分析できます。
例えば「Google検索結果の表示回数」「表示されたキーワード」「クリック数」「サイトエラー」などの確認が可能です。
これらを分析することで「キーワード選定にズレがないか」「WebページがGoogleに認識されているか」を確認することができます。
Googleサーチコンソールは「Wix SEO Wiz」というツールを活用することで、連携が可能となります。
【SEO対策⑧】Googleアナリティクスと連携
WixのSEO対策8つ目は、Googleアナリティクスとの連携です。
Googleアナリティクスは「ホームページ訪問後のユーザー行動」を分析するためのツールです。
「アクセス数」「直帰率」「滞在時間」「コンバージョン」等の分析ができます。
例えば、Googleアナリティクスで各Webページの「直帰率」を確認します。
直帰率はユーザーがホームページを訪れたが、1ページだけを閲覧してそのまま離脱してしまう割合です。
直帰率が高いWebページには、下記のような問題が発生しています。
- Webページにユーザーが求める情報がない
- Webページがみづらい
- 読み込み速度が遅い
- 次のアクションへの導線が分かりにくい
これらを改善していくことで「滞在時間」が長くなり、結果SEOにも良い影響を与えてくれます。
ただし、Googleアナリティクスは独自ドメインでないと連携が不可となるので、Wixの有料プランへの加入は必須です。
【SEO対策⑨】Wix SEO Wizを活用する
WixのSEO対策9つ目は「Wix SEO Wiz」の活用です。
Wix SEO Wizとは、WixでSEO対策を簡単に実行するためのサポートツールとなっており、下記手順で実施できます。
出典:Wix
Wixのダッシュボードで「マーケティング」→「SEOツール」を選択します。
出典:Wix
「いますぐ始める」を選択します。
出典:Wix
自社ホームページに必要なSEO対策が提示されるので、STEP1から順番に対策していきます。
Wix SEO Wizは無料プランでも活用可能ですが、Googleサーチコンソールの連携など一部機能に制限があるため、有料プランの加入を推奨します。
【SEO対策⑩】Wixアプリを活用する
WixのSEO対策10個目は、Wixアプリを活用する方法です。
これまでに紹介した方法よりもさらに、高度なSEO対策を実施したい場合は、下記アプリを検討してみましょう。
▼スマホの場合は横にスクロールしてご覧ください
SEO対策アプリ | 特徴 | 月額費用 |
---|---|---|
WEB-STAT | 訪問者のリアルタイムなユーザー行動分析 | 無料プランあり |
rankingCoach SEO | キーワード有効性や競合他社の分析が可能 | 1,652円(税込) |
Rabbit SEO | 競合他社の上位のキーワードを見つける | 無料プランあり |
Wixのホームページが検索エンジンに反映されないときのSEO対策
最後に、Wixのホームページが検索エンジンに反映されないときのSEO対策を紹介します。
下記内容を実践してみましょう。
site:URLでインデックスを確認
Google検索で「site:自社ホームページURL」で検索すると、ホームページがGoogleにインデックス(認識)されているか確認できます。
出典:Google検索
上記のような画面が表示されている場合は、インデックスされていないので、別途対策が必要です。
出典:Google検索
インデックスされている場合は、各Webページが検索結果として表示されます。
インデックス登録をリクエストする
検索エンジン上に自社ホームページが表示されない場合は、Googleに対してインデックス登録をリクエストする必要があります。
この操作は、Googleサーチコンソール上からの操作が必要です。
出典:Google Search Console
GoogleサーチコンソールとWixを紐づけたあとに「URL検査」→「インデックス登録をリクエスト」を選択します。
この操作を実施することで、ホームページがインデックスされ、検索エンジン上で表示されるようになります(※)。
※Webページの内容によってインデックス登録されない場合があります
まとめ
WixのSEO対策10選を紹介しました。
WixはSEOに弱いといわれる原因は下記3つです。
- サブドメイン運用となるため、悪い影響を受けやすい
- サイト表示速度が遅い
- ブログ機能で上位表示獲得が難しい
しかし、上記の課題は「独自ドメイン運用」「読み込み時間の高速化」「ブログ機能の改善」によって解決しているので、Wixでも検索結果の上位表示を獲得することは可能です。
Wixですぐに実践できるSEO対策10選は下記の通りです。
- ページタイトル、ディスクリプション設定
- 適切なドメイン選択
- キーワード選定
- モバイルフレンドリー
- 代替テキスト(alt属性)と画像の最適化
- ブログで有益な情報を発信する
- Googleサーチコンソールと連携
- Googleアナリティクスと連携
- Wix SEO Wizを活用する
- Wixアプリを活用する
今回のコラム記事を参考にWixで作成したホームページをSEO強化していきましょう。
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