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シングルページとは【メリット・デメリット・参考デザインも紹介】

  
シングルページとは【メリット・デメリット・参考デザインも紹介】

ホームページの種類には、シングルページと呼ばれるものがあります。
シングルページで以下のようなお悩みを抱えていませんか。

『シングルページとほかのWebページは何が違うの?』
『シングルページのメリット・デメリットを知りたい』
『成果につながるシングルページの作り方は?』

シングルページとは、1ページで構成されるシンプルなホームページです。
自社のホームページに採用することで、予算を抑えたり目標達成を近づけたりといったメリットを受けられます。

ただし、シングルページにはデメリットも存在します。
シングルページを採用する前に、メリットとデメリットを確認して正しい判断に結びつけましょう。

今回のコラム記事では、シングルページの意味や目的、作成するメリット・デメリット、作り方、参考デザインなどを紹介します。

※記事の情報は公開日(2024年9月3日)時点のものです

シングルページとは?意味と目的を解説

シングルページ

シングルページとは、1ページの中に必要なコンテンツを盛り込んだホームページを指します。
縦長のWebページが特徴で、訪問したユーザーは画面を縦方向にスクロールすることでホームページに掲載された情報を確認できます。

英語圏では、シングルページ(Single Page)よりもワンページ(One Page)を使うほうが多いです。

シングルページの主な目的が以下のとおりです。

  • 重要なメッセージや話題を効果的にユーザーに印象付けること
  • ユーザーの離脱を防ぎ、最後まで企業が発信する情報を届けること

シングルページの詳しいメリットは後述します。

シングルページとランディングページの違い

シングルページとランディングページ(LP)では、目的や用途が異なります。
まずは両者の違いを下表で確認しましょう。

シングルページ ランディングページ
主な目的 ユーザーに「特定のメッセージや話題を知ってもらう」 ユーザーに「特定の行動をとってもらう」
主な用途 自社の会社案内、新商品・新サービスの告知やプロモーションなど 新商品・サービスの購入、問い合わせの獲得など

シングルページは、情報発信を主な目的としています。
名刺代わりのホームページや新商品・新サービスのプロモーションサイトで採用されるのが一般的です。

一方、ランディングページは、ユーザーに商品・サービスの購入や申し込みといった特定の行動をとってもらうのを主な目的としています。
目的達成のために商品やサービスの紹介をしますが、「知ってもらうこと」が目的ではなく、成果につなぐのを焦点に当てています。

ランディングページの意味を詳しく知りたい方は、こちらのコラム記事をチェック!

シングルページの参考デザイン

実際に、シングルページで制作された企業のホームページを確認しましょう。
ここでは、当サイト「ビズサイ」が制作を手がけた3つのシングルページを紹介します。

1.株式会社グローブレイン様

株式会社グローブレイン様のホームページ

営業アウトソーシングや動画制作などを手掛ける、株式会社グローブレイン様のホームページです。

白と水色を基調にして、清潔感と信頼感を出しています。
各コンテンツにオレンジ色の英字テキストを使ってアクセントを付けることで、単調にならず視覚的に伝わりやすいデザインとしています。

ファーストビューにズームアウト、それ以外の各コンテンツにフェードインなどのアニメーションにして、ユーザーの目を引きやすいデザインにしました。

2.有限会社月光様

有限会社月光様のホームページ

内装の解体や運搬をメインに創業30年以上の実績を誇る、有限会社月光様のホームページです。

会社名である「月光」をイメージさせるため、メインカラーを紺色、アクセントカラーをオレンジ色にしています。
ファーストビューはフルスクリーンによる夜景画像にすることで、インパクトを出しました。

ホームページには、パララックスを採用しています。
ファーストビューの背景画像を固定することで、スクロールしたときに、ホームページに視覚の差異や奥行きを出すデザインとしています。

3. 株式会社水互貿易様

株式会社水互貿易様のホームページ

タコやイカを中心とした水産物の輸入販売をする、株式会社水互貿易様のホームページです。

ファーストビューに配置した輸入系の画像は、ユーザーがどういう会社なのか直感的にわかるようにしました。

紺と水色の青系で統一しており、落ち着いた雰囲気で見やすい配色としています。
また、強調したい箇所にグラデーションを使うことで、ユーザーの目を引き、ホームページ全体が単調にならないデザインとしています。

シングルページを作成する3つのメリット

法人や個人事業主がシングルページを作成する主なメリットは、以下の3つです。

  • ユーザーが読みやすいWebページを提供できる
  • 特定のターゲットに「刺さる」情報を発信できる
  • マルチページよりも制作コストを抑えやすい

それぞれの項目を詳しく解説します。

ユーザーが読みやすいWebページを提供できる

シングルページは、ユーザーが読みやすいWebページの提供が可能です。

シングルページの特徴として、「スクロール操作でWebページを閲覧できる」「リンクをクリックしなくても読み進められる」「ブラウザバックなどの操作が不要」などがあります。

さらに、Webページにアンカーリンク(※)を設置すれば、特定の箇所にユーザーを移動させられます。
※Webページ内の特定の場所へ移動できるリンク

掲載するコンテンツを取捨選択して読みやすいシングルページにすることで、ユーザーの満足度が高まり、最終的に成果につながります。

なお、シングルページを採用すべきケースは以下のとおりです。

  • 自社の認知を拡大したい(名刺代わりのホームページ)
  • お客さまにメニューや営業時間を伝えたい(簡単な店舗案内)
  • 新しい商品やサービスを知ってほしい(プロモーション)

2.特定のターゲットに「刺さる」情報を発信できる

シングルページは、アクセス数よりも見込み顧客の獲得に向いている施策です。

シングルページでは、限られたスペースの中に必要な情報を盛り込んで発信します。
情報を限定して発信することで、閲覧するユーザーの注意を集め、企業が伝えたい情報を深く印象付けられます。

たとえば、自社の新商品のシングルページを作成すると、ユーザーに商品の魅力を伝えることが可能です。

シングルページに向いているホームページは、以下になります。

  • 個人事業主のホームページ
  • ポートフォリオサイト
  • 企業ブランディングサイト
  • 商品・サービスのWebページ

3.マルチページよりも制作コストを抑えやすい

マルチページに比べて、シングルページは制作コストを抑えることが可能です。

シングルページとマルチページ

トップページと下層ページなど複数のWebページで構成されたホームページは、マルチページ(Multi-Page)とも呼びます。

ホームページを作成する場合、Webページが増えるごとにデザインやコーディングなどが発生するため、制作コストがかかりやすいのです。

一方、シングルページは1ページで設計できるため、マルチページよりも制作コストを抑えられます。

シングルページを採用すべきケースは、以下のとおりです。

  • ホームページで達成したい目的が限られている
  • 予算を抑えてホームページを開設・運用したい

なお、シングルページとマルチページの違いを下表にまとめました。

シングルページ マルチページ
特徴 1ページに全てのコンテンツがまとめられている 複数のWebページにコンテンツが分かれている
別ページの遷移 (原則)できない できる
向いている場面 少ない情報を効果的に伝えたい いくつもの情報を整理して伝えたい
ホームページ作成にかかる費用の内訳を知りたい方は、こちらのコラム記事をチェック!

シングルページを作成する2つのデメリット

続いて、シングルページを作成する2つのデメリットを紹介します。

  • 自然検索からの流入を獲得しにくい
  • シングルページに来てもらう仕組みが必要

シングルページのメリットとデメリットを確認して、作成可否の適切な判断をしましょう。

1.自然検索からの流入を獲得しにくい

シングルページは、自然検索からの流入獲得が難しいです。

自然検索とは、GoogleやYahoo!など検索エンジンの検索結果で広告枠を除いた部分を指します。

検索順位で上位を獲得できると、アクセス数アップや新規顧客の獲得を見込めます。
しかし、自然検索の検索順位において、シングルページはマルチページよりも上位表示を獲得しにくいです。
主な理由は以下のとおりです。

  • 複数のキーワードに対して1ページで最適化するのが難しい
  • SEOの評価につながる外部リンク獲得のチャンスが少ない

一方、マルチページは複数のWebページを活用して、さまざまなテーマのコンテンツを掲載できます。
シングルページに比べて、マルチページは幅広いユーザーの検索意図を満たせるため、検索エンジンからの評価を獲得しやすいのです。

『検索エンジンから、たくさんの見込み顧客を獲得したい』『シングルページを集客の柱にする』といった目的でホームページを運営したい場合は、マルチページを活用しましょう。

2.シングルページに来てもらう仕組みが必要

シングルページをより多くのユーザーに見てもらうには、シングルページに来てもらう仕組み作りが必要です。

ユーザーを誘導する仕組みには、複数の手法が考えられますが、いずれも一定のコストが発生するのがデメリットです。

ある程度の予算を見込める場合は、SNS広告やリスティング広告など、有料広告の活用が解決策となります。

予算を抑えたい場合は、X(旧:Twitter)やInstagramなどSNSの活用が有効です。
自社の公式SNSアカウントからシングルページのURLを投稿することで、シングルページへの導線を設置できます。

その他の仕組み作りが以下の内容です。

  • メルマガ配信・メルマガ広告などの活用
  • オンラインセミナーの開催
  • 店頭イベントなどの活用
  • 名刺にホームページのURLまたはQRコードを記載

シングルページの作り方

シングルページの作り方を2つ紹介します。

  • ホームページ作成ツールを活用して自作する
  • ホームページ制作会社に外注する

どちらの作り方が自社に合っているのか確認しましょう。

ホームページ作成ツールを活用して自作する

ホームページ作成ツールを活用すれば、シングルページを自作できます。

HTMLやCSSなどの専門的な知識がなくても、簡単にシングルページを構築できるのがホームページ作成ツールです。

一からシングルページを構築するよりも、ホームページ作成ツールのほうが大幅に工数を削減できます。

シングルページの自作におすすめのホームページ作成ツールは、以下のとおりです。

ツール名 特徴
WordPress ・世界中のホームページの約4割で利用されている
・無料のデザインテンプレートは1万2,000種類以上
・無料の拡張機能は5万9,000種類以上
・ドメインやサーバーを用意する必要あり
ペライチ ・直感的な操作でホームページ作成が可能
・デザインテンプレートは600種類以上
・ドメインやサーバーの用意は必要なし ※1
・無料プランではペライチの広告が表示される ※2
Wix ・専門知識がなくてもホームページ作成ができる
・デザインテンプレートは900種類以上
・ドメインやサーバーの用意は必要なし ※1
・無料プランではWixの広告が表示される ※2
ジンドゥー ・ドラッグ&ドロップの簡単操作でホームページ作成が可能
・メールサポートや全国にあるJimdoCafeでホームページの相談が可能
・ドメインやサーバーの用意は必要なし ※1
・無料プランではジンドゥーの広告が表示される ※2

※1 一部のプランでは独自ドメインの利用が可能
※2 有料プランでは広告が非表示になる

ホームページ作成ツールは、用意されたテンプレートを活用するのが基本です。

テンプレートは便利な一方、基本的な構成やデザインが最初から決まっています。
そのため、同業他社とテンプレートが重複する可能性もないとはいえません。

『ホームページに自社の独自性を出したい』『自社のイメージアップや認知拡大を目指したい』場合は、次に紹介するホームページ制作会社を利用しましょう。

ホームページ制作会社に外注する

ホームページ制作会社にシングルページの作成を外注する方法があります。

シングルページを自作するよりも費用はかかりますが、制作会社に任せればデザイン性の高いシングルページの開設が可能です。

ほかにも、シングルページを自作すると通常業務に影響を及ぼしますが、ホームページ制作会社に外注すれば業務に集中できるでしょう。

外注のコストを回収できるだけの成果を得るためには、自社に合ったホームページ制作会社を選ぶことが重要です。

おすすめのホームページ制作会社を知りたい方は、こちらのコラム記事をチェック!

シングルページの作成ならビズサイにお任せ

ここまでお読みいただき『シングルページを作りたい!』とお考えでしたら、この機会にビズサイまでご相談ください。

ビズサイは、月額定額制(サブスク制)を採用したホームページ制作サービスです。
ホームページ制作のプロが、貴社の目的に沿ったオリジナルデザインのシングルページを制作いたします。

ビズサイのオプションサービスをご利用いただかない限り、月額以外で費用は一切発生しません。
プランは全部で4種類あり、月額費用は5,478円(税込)からです。

シングルページの作成をご希望でしたら、ビズサイにお任せください。

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まとめ

シングルページの意味や目的、メリット・デメリットを中心に解説しました。

シングルページは、1ページ完結型のホームページです。
1ページの中に必要な情報を盛り込むことで、ユーザーが読みやすいホームページになります。

また、シングルページは、特定のターゲットに強く印象を残したい場合にも活躍してくれる施策です。

一方で、シングルページは検索エンジンから評価がされにくい弱みもあります。
ユーザーにアクセスしてもらう仕組み作りも忘れずに取り組みましょう。

そして、デザイン性の高いシングルページを作成して目的達成や成果につなげたい場合は、ホームページ制作会社の利用をおすすめします。

この機会にシングルページを活用して、企業のさらなる発展を実現してください。

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