WordPressのおすすめ無料テーマ12選【用途別に紹介】
WordPress(ワードプレス)には、無料テーマと有料テーマがあります。
無料テーマと有料テーマの違いは「費用」「デザイン性・カスタマイズ性」「サポートの有無」の3つがあります。
『おすすめの無料テーマが知りたい』
『無料テーマと有料テーマの違いは?』
『シンプルでおしゃれな無料テーマを教えてほしい』
今回のコラム記事では、上記のような疑問を解決します。
くわえて、WordPressで無料テーマを選ぶポイントをわかりやすく解説します。
※2023年2月2日:記事の情報を更新しました
※テーマの最新情報は、各公式サイトをご覧ください
WordPressの無料テーマと有料テーマの違い
WordPressの無料テーマと有料テーマには、いくつかの違いがあります。
- 費用
- デザイン性・カスタマイズ性
- サポート
それぞれ、どのような違いがあるのかわかりやすく解説します。
費用以外の面では有料テーマが初心者向けであり、無料テーマは中級者以上におすすめです。
無料テーマと有料テーマの違いをしっかり把握し、自分に最適なテーマを選ぶようにしましょう。
費用
WordPressの無料テーマと有料テーマのもっとも大きな違いは費用です。
無料テーマは費用がゼロなのに対し、有料テーマは約1~2万円程度の費用がかかります。
無料テーマの大きなメリットは、無料であることそのものです。
無料ですので、いくらでもテーマを試すことができます。
Webサイトに合うテーマを見つけるまで、無料でテーマを変えられるのは大きなメリットです。
一方、有料テーマは費用がかかるので気軽に試すことができません。
デザイン性・カスタマイズ性
デザイン性やカスタマイズ性では、有料テーマに軍配が上がります。
無料テーマと有料テーマを比較すると、有料テーマは機能性やカスタマイズ性、デザイン性が高いものが多いです。
カスタマイザーで独自のカスタマイズできる項目が多かったり、着せ替え機能があってさまざまなバリエーションのデザインをワンクリックで適用できたりするものもあります。
また、有料テーマにはカスタマイズに手間がかからないものが多いです。
しかし、無料テーマにも有料テーマに負けないくらいのデザイン性やカスタマイズ性、機能性を持ったものが存在します。
無料テーマを選ぶときはデザイン性やカスタマイズ性、機能性に注目して選びましょう。
サポート
有料テーマの大きなメリットの一つは、サポートがあることです。
テーマをカスタマイズするときにサポートの有無は重要です。
問題が発生したり、トラブルが起こったりしたときにもサポートがあれば安心できます。
無料テーマには通常、サポートがありません。
そのため、トラブルや問題はすべて自分の知識で解決することが必要です。
有料テーマのほうが初心者向けであり、無料テーマは中級者以上の人に向いています。
ただし、無料テーマでもサポートコミュニティがあったり、制作者がユーザーの質問に答えていたりすることがあります。
テーマを選ぶときは、サポートの有無に注目して選ぶとよいでしょう。
WordPressで無料テーマを選ぶポイント
WordPressで無料テーマを選ぶときのポイントを解説します。
- マニュアル・サポートの有無
- レスポンシブデザイン
- ブロックエディタ
- SEO
- デザイン
- 機能性
マニュアル・サポートの有無
通常、無料テーマにはサポートがありません。
しかし、無料テーマであってもマニュアルがしっかりしていたり、サポートコミュニティがあったり、制作者がユーザーの質問に答えていたりする場合もあります。
初心者がWordPressのテーマをカスタマイズするなら、マニュアルやサポートは必須です。
たとえば、テーマ独自の関数が使われていた場合など、マニュアルがないと中級者以上でもカスタマイズのハードルが上がります。
無料テーマを選ぶなら、サポートやマニュアルの有無をかならず確認しましょう。
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとは、ユーザーが使用しているデバイスの画面幅に合わせてページレイアウトを最適化するデザインのことです。
1つのファイルでパソコンやタブレット、スマートフォンに対応できます。
そのため、パソコン用とモバイル用にWebページを分けて管理する必要がありません。
レスポンシブデザインは現在の主流です。
しかし、テーマのなかにはまだレスポンシブデザインに対応していないものもあります。
レスポンシブデザインは、無料テーマであっても必須条件です。
かならず、レスポンシブデザインに対応しているテーマを選びましょう。
ブロックエディタ
WordPressのバージョン5.0から、ブロックエディタであるGutenberg(グーテンベルク)が標準で搭載されるようになりました。
ブロックエディタは、文章や画像をブロック単位で管理します。
そのため、HTMLやCSSの知識がなくてもページレイアウトを自由にカスタマイズ可能です。
また、定型文などを再利用ブロックに定義して繰り返し使用できるため、効率的なライティングができるようになりました。
ブロックエディタが登場した当初は戸惑いの声が大きかったですが、その利便性が徐々に浸透してきました。
WordPressのライティングでは、ブロックエディタの使い方を覚えたほうがよいです。
ブロックエディタに対応した無料テーマを選ぶようにしましょう。
SEO
WordPressでWebサイトやブログを運営するなら、ユーザー流入の多くは検索エンジンからになるでしょう。
SEOは「Search Engine Optimization」の略語で、日本語では「検索エンジン最適化」のことです。
多くのユーザーにWebページを見てもらいたいなら、SEOに強いテーマを選ぶことが重要です。
SEOに強いテーマには、以下のようなポイントがあります。
- 最適な内部施策が施されている
- レスポンシブデザインに対応している
- 表示速度が速い
内部施策としては「パンくずリスト搭載」「関連記事の表示」などが一例で挙げられます。
また、HTML5とCSS3で適切にコーディングされている必要があります。
表示速度も重要な要素です。
これらのポイントに注目して、SEOに強いテーマを選びましょう。
デザイン
テーマを選ぶうえで重視されるのがデザインです。
デザインによってWebサイトの雰囲気やイメージは大きく変わります。
そのため、自分のWebサイトと相性のよいテーマを選ばなければなりません。
WebサイトにはブログやECサイト、コーポレートサイトなど、さまざまな分野があります。
用途によって向いているテーマ、向いていないテーマがあるので注意しましょう。
くわえて、カスタマイザーの機能が豊富な無料テーマを選びましょう。
カスタマイザーとは、WordPressのテーマのレイアウトや表示などの設定ができる機能のことです。
カスタマイザーの機能が豊富だと、HTMLやCSSを編集せずにデザインをカスタマイズできます。
機能性
無料テーマを選ぶときに注目されにくいのが機能性です。
しかし、機能性の高いテーマは便利であるだけでなく、ライティング効率も高めてくれます。
機能性では、以下の項目に注目してください。
- パンくずリスト
- 関連記事やおすすめ記事の表示
- アフィリエイトタグの一元管理
- GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールとの連携
- スライドショーやカルーセル
- ブログカード
ほかにも、自分が作るWebサイトに必要な機能を把握しておき、それらの機能が搭載されている無料テーマを選びましょう。
WordPressのおすすめ無料テーマ12選
WordPressの無料テーマについて、ジャンル別に紹介していきます。
ジャンルは以下の4つになります。
- 日本語
- シンプル
- おしゃれ
- 企業向け
日本語
WordPressで日本語に対応したおすすめの無料テーマを2つ紹介します。
Luxeritas
出典:Luxeritas
Luxeritas(ルクセリタス)は表示速度が速く、カスタマイズ性の高いWordPressの無料テーマです。
SEO最適化済みでレスポンシブデザインのため、検索エンジンで上位を狙うこともできます。
多機能であるにもかかわらず、Webページを高速で表示するための仕組みが多く搭載されています。
テーマ名はラテン語のLux(光)とCeleritas(速度)から付けられました。
Luxeritasは速度にこだわっており、GoogleのPagespeed Insightsでは100点を取ることも可能です。
また、HTML5の仕様に準じた構造となっており、ディスクリプションの自動・手動挿入にも対応しています。
Webサイトの表示速度が非常に速く、SEOに強いのがLuxeritasの特徴です。
Simplicity2
出典:Simplicity
Simplicity2(シンプリシティ2)は、Cocoonの制作者である「わいひら」氏が作成した無料テーマです。
シンプルで使いやすく、文章を主役に据えるのがSimplicity2の特徴です。
Simplicityには「単純」「簡単」「容易」「簡素」「質素」「飾り気のない」といった意味があります。
余計な飾り気をすべて取り除き、ユーザーがあとから自由にカスタマイズできるのがSimplicityです。
Simplicity2は、内部SEO対策もしっかりとされています。
HTML5の仕様に準じて設計されており、適切なHTML構造になっています。
そのため、Webページや記事の内容を適切に検索エンジンに伝えることが可能です。
そのほかにも、Simplicity2ではSNSボタンを搭載しており、記事拡散のための仕掛けが施されています。
とにかくシンプルでカスタマイズ性の高いテーマが欲しいなら、Simplicity2がおすすめです。
シンプル
WordPressでシンプルなデザインの無料テーマを4つ紹介します。
Cocoon
出典:Cocoon
Simplicity2の制作者である「わいひら」氏がリリースしたのが、WordPressの無料テーマであるCocoon(コクーン)です。
CocoonはSEO、Webページの高速表示、モバイルフレンドリーに最適化されたテーマです。
見た目はシンプルですが、初心者にも簡単に使えるようにさまざまな機能が搭載されています。
Cocoonの大きな特徴の一つが、多彩な機能です。
40種類近い機能を搭載しており、とても無料テーマとは思えません。
「スキンの変更」「AMP化」「カルーセル」「アフィリエイトタグの管理」「ブログカード」「GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールとの連携」など、ブログ運営に役立つ機能が満載です。
無料で多機能なテーマが欲しいなら、Cocoonをおすすめします。
Xeory Base
出典:Xeory Base
Xeory Base(セオリー・ベース)は、バズ部がリリースしているWordPressの無料テーマです。
コンテンツマーケティング用のブログ型テーマで、5パターンのカラーバリエーションを備えています。
くわえて、カラムパターンも「左サイドカラム」「右サイドカラム」「ワンカラム」の3つから選択できます。
Xeory BaseはCTA(コールトゥーアクション)の設定や、LP(ランディングページ)の作成がWordPressの管理画面から行えるテーマです。
必要最低限の機能のみに絞って搭載されており、欲しい機能はプラグインで追加することで実現できます。
Xeoryの公式サイトでは、フォーラムやよくある質問などがまとめられており、無料テーマとしてはサポートが充実しています。
OnePress
出典:OnePress
OnePress(ワンプレス)はトップページの見た目がかっこいい、海外製のWordPress無料テーマです。
名前のとおり、1ページ型のWebサイトに向いているテーマで、コーポレートサイトやポートフォリオ、ランディングページ、飲食店などに使えます。
OnePressではWebページを下にスクロールすると、画像や文章がエフェクトとともに現れます。
クールでかっこいいデザインのWebサイトにぴったりです。
CSSフレームワークには、BootstrapやAnimate.cssを利用しています。
1ページのWebサイトを構築するなら、OnePressはおすすめです。
Arkhe
出典:Arkhe
Arkheは「アルケー」と読むWordPressの無料テーマです。
Web制作におけるベーステーマの最適解を目指してリリースされました。
超シンプルでミニマムなデザインは、カスタマイズ前提に作られています。
Arkheはカスタマイズ前提ですが、デフォルトのデザインも十分に魅力的です。
ブログ初心者でもテーマを適用するだけで使えます。
Arkhe専用のプラグインがリリースされており、シンプルな機能を拡張することが可能です。
「とにかくシンプルなテーマがよい」「カスタマイズ前提のテーマを探している」といった場合にはArkheをおすすめします。
おしゃれ
WordPressでおしゃれなデザインの無料テーマを3つ紹介します。
LION MEDIA
出典:LION MEDIA
LION MEDIA(ライオン・メディア)はAMP対応、SEO最適化、レスポンシブデザイン、高機能なメディアサイト向けの無料テーマです。
Webページの表示速度もかなり高速で、SEOに強いことが特徴です。
「CSS非同期読み込み」「固定ページでランキングページが作成可能」「豊富なウィジェットエリア」「OGPの設定が可能」などさまざまな機能を備えており、プラグインなしでも十分にブログを運営できます。
デザインもしっかりしており、デフォルトのままでもかなりおしゃれです。
そのため、カスタマイズをしないWordPress初心者におすすめしたいテーマです。
Fukasawa
出典:Fukasawa
Fukasawa(フカサワ)は、コーポレートサイトやポートフォリオに向いた、おしゃれなWordPressの無料テーマです。
Fukasawaはレスポンシブデザインに対応しており、WordPressのバージョン5.0以上で動作します。
シンプルかつエレガントなモノクロのデザインで、画像が映えるのが特徴です。
洗練された軽量で美しいデザインは、とても清潔感のある雰囲気を醸し出しています。
デフォルトのデザインで十分に完成されているため、テーマをそのまま導入したい初心者におすすめです。
Fukasawaは海外製の無料テーマのため、日本語によるマニュアルやサポートはありません。
カスタマイズするならややハードルの高いテーマかもしれません。
Sydney
出典:Sydney
Sydney(シドニー)はカスタマイズが簡単で、Webページの表示速度が速いエレガントなWebサイトを制作できる無料テーマです。
Sydneyでは大きなスライドショーを備えており、トップページはインパクト抜群です。
レスポンシブデザインですべてのデバイスに対応しており、Webページの表示速度も高速です。
Sydneyはデフォルトのデザインがおしゃれなため、テーマを簡単に導入したい初心者向けです。
海外製の無料テーマですから、マニュアルやサポートはすべて英語です。
そのため、カスタマイズをしたい人にとってはややハードルが高いかもしれません。
企業向け
企業サイトにおすすめしたいWordPressの無料テーマを3つ紹介します。
Xeory Extension
Xeory Extension(セオリー・エクステンション)は、コーポレートサイト+コンテンツマーケティングを目的にしたWebサイト用無料テーマです。
「企業の特徴」「問い合わせ先」「サービス紹介」「会社情報」がWordPressの管理画面から設定できます。
そのため、設定画面から情報を入力するだけで簡単にコーポレートサイトが完成します。
くわえて、SNSやGoogleアナリティクスの情報も、WordPressの管理画面から設定可能です。
簡単にSNSやGoogleアナリティクスと連携することができます。
5パターンのカラーバリエーションからデザインを選べるため、オリジナリティの高いWebサイトを構築できます。
カラムパターンは「右サイドカラム」「左サイドカラム」「ワンカラム」から自由に選べます。
おしゃれなコーポレートサイトをさっと作るのにおすすめのテーマです。
Lightning
出典:Lightning
Lightning(ライトニング)は、いかに最短でWebサイトを制作できるかに重点を置いた無料テーマです。
最近のWordPressのテーマは機能が多くてあたり前です。
しかし、搭載している機能を使いこなせなければ意味がありません。
Lightningなら、5分でコーポレートサイトの構築ができます。
簡単なインストールと爆速セットアップで、デモサイトと同じ状態から使い始めることが可能です。
必要な機能は専用プラグインが用意されており、インストールすることで機能を拡張できます。
Emanon Free
出典:Emanon Free
Emanon Free(エマノン・フリー)は、スマートフォンに最適化されたレスポンシブデザインの無料テーマです。
SEO内部対策済みのブログが簡単に構築でき、コーポレートサイトにも向いています。
Emanon Freeのカスタマイザーでは自由度の高い設定が可能で、レイアウトや配色、SNSボタンまで自由に配置できます。
そのほかにも「メタタグの設定」「OGP設定」「Googleアナリティクスとの連携」「関連記事」など、多彩な機能が搭載されています。
初心者でも簡単にカスタマイズ可能なのがEmanon Freeの特徴です。
まとめ
WordPressにおすすめの無料テーマを用途別に解説しました。
WordPressには、無料テーマと有料テーマがあります。
無料テーマと有料テーマの違いは「費用」「デザイン性・カスタマイズ性」「サポートの有無」です。
無料テーマは費用が無料なので、何度でも手軽に試すことができます。
ただし、デザイン性やカスタマイズ性、機能性では有料テーマに劣ることが多いです。
くわえて、サポートがない場合がほとんどです。
しかし、無料テーマのなかにも有料テーマに負けないくらいのデザイン性やカスタマイズ性、機能性を持ったテーマがあります。
無料テーマのなかで、自分のWebサイトに最適なテーマを見つけましょう。
また、当サイト「ビズサイ」では、ホームページ制作サービス(サブスクリプション)を提供しています。
ビズサイで手がけるホームページは、WordPressで構築しております。
ホームページの目的に応じて3種類のプランを用意しており、お申込みから公開まで最短5営業日でホームページ制作ができます。
クオリティの高いデザインのホームページを持ちたい方は、ビズサイにご相談くださいませ(くわしいサービスはこちら)。
関連記事
WordPressのテーマ(用途別)に関する情報は、各コラム記事にまとめています。
・WordPressでSEOに強いテーマ20選【有料・無料】
・WordPressでECサイトにおすすめの無料・有料テーマ11選を徹底解説
テーマのインストール方法や変更方法などは、以下のコラム記事で解説中です。・WordPressのテーマを簡単にインストールする3つの方法【初心者必読】
・WordPressのテーマを安全に変更する6つのステップ【リスクも紹介】
・WordPressのテーマの削除・アンインストール方法をわかりやすく解説
まずは無料でご相談ください。
お問い合わせ・ご相談や、公開後の修正依頼などに関しては、いずれかの方法にてお問い合わせください。
※年末年始・土日祝は定休日となります
※受付時間 9:00~17:30